【緊急企画】コロナ・ウイルスで、エネルギー・環境問題はどう動く? U3イノベーションズとエネルギー・アナリスト大場紀章さんが考えるビヨンド・コロナ 温暖化政策の今後と再エネ投資①
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注目のコメント
コロナショックで、エネルギー・環境問題がどう動くのか。NewsPicksでもおなじみ、エネルギーアナリストの大場さんとの対談シリーズです。今回は各国の温暖化政策ということで、私の発言んのボリュームが多くなってしまっていますが、ご一読いただければ幸いです!
この後、再エネへの投資がどう動くか・・といった議論に続きますがそれはまた後日アップしますー。
追記:hiramotoさん、n yumaさん、メッセージありがとうございます!待ってていただけたとは嬉しい限りです!
Matsunagaさんもコメントありがとうございます。エネルギー安全保障はまさに命を守ることだと思っています。エネルギー安全保障は従来以上に大事な論点になりそうですね。
サプライチェーンも国内回帰するとなれば、エネルギーとモノという実物資産を緊急時に確保出来るかという観点は、ドイツとロシアに挟まれた小国チェコにとっては原発を作らざるを得ないリアルな問題。
ヴァーツラフ・ハヴェルのThe power of the powerlessの邦訳を読んでいたところでも有り、前=政治である藝術や文化といった”生”から、もう1つの生きるための”生”であるエネルギーと実物資産をということなのか。
しかし人間はそれで良いかもしれないが、自然界も人間というウィルスに感染していたところCOVID-19でロックアウト解除となっていると達観したくもなる。なんで生きてるんでしょうねぇ、人間って。メモ:
- 欧州は2019年12月に「欧州グリーンディール」を公表し、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目指すとした。その実現に向け、本年1月14日には、今後十年間で官民合わせて少なくとも、1兆ユーロの持続可能性関連投資を動員することを柱とする「欧州グリーンディール投資計画」を発表。
- チェコでは原子力発電所の新規建設計画について、EUの国家補助ガイドラインに抵触するか否かの確認に時間がかかることに対して、「エネルギー安全保障は私たちの優先事項」であり、「たとえ欧州法に違反したとしても、老朽化した石炭火力発電所や原子力発電所に代わる、新たな原子力発電所を建設しなければならない」と述べたとも報じられている(→必ずしもEU全体がグリーンディールに前向きなわけではない)。
- 今回のコロナ・ウイルス感染症の急拡大に際して、EUは結束を示せなかった。イタリアのように医療基盤がぜい弱な国に対してEU各国はほとんど支援できなかった。
- 気候変動対策と言うのは、欧州というものの結束を維持するという役割もある。エネルギー政策は各国の主権にかかわる話だが、気候変動政策となればEU全体の共通目標として議論できる。
- 米国は大統領選挙の結果次第で、大きく状況が変わる。バイデン候補はパリ協定への復帰を公約に掲げている。
- 中国はコロナの汚名払拭の為に、「イメージアップ大作戦」に躍起になっているので、気候変動に対しても前向きな姿勢を見せてくる可能性は高い。具体的には、パリ協定に出した目標の引き上げ。そもそも、今中国が出している目標はかなり緩い。