「ニューノーマル」は1年以上続く、公共の場では顔に覆いを-英首相
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ロンドン市長のSadic Kahnが朝からBBCやSkyの生インタビューに答えているけど、市民へのメッセージは一貫して:
- まだコロナ前の生活には戻れない(というか戻るな)
- 不要普及の外出はしない
- 外出時はソーシャルディスタンス(2m)をとる
- 基本は在宅勤務を続ける
- 公共交通機関は使わない。使うとしてもラッシュアワーは避ける。なるべく歩いたり、自転車使用する
- 先はまだまだ長い
市民の期待値コントロールをめちゃくちゃ頑張っている印象。
注目のコメント
首相が発表したポイントの一つは実効再生産数の推移に従って3段階で緩和の時期を決めると明らかにした点です。実効再生産数は1人の感染者が平均で何人に感染させるかを示す指標で、1未満で小さいほど望ましいとされます。順調にこの値が下がり続ければ早ければ7月にサービス業などの再開が認められるとのこと。ただドイツでは一時0.6まで下がったもののロックダウンを緩和した直後に1を超えたと報じられています。出口戦略で科学的な物差しを明確化したのはわかりやすい反面、厳格に適用しすぎるとズルズルと本格的な経済再開が遅れるリスクもあるように思います。
欧州で最も死者を出し、今も相応の死者を出している英国でこの対応が下される一方、それとは比較にならない規模で押さえ込んでいる日本(東京)では子供が遊具触ることすら許されない状況。
どちらが正しいのか、私には知る由もありませんが、今回の危機はゼロリスクを目指すほどISバランス上の貯蓄が溜まり成長率という意味では確実に(これは確実です)死に至ります。私は為政者としてそれを追求するのは不適切だと思います。減少傾向とはいえ、まだ毎日3千件以上の新規感染があるイギリスがロックダウンの規制緩和。アメリカも2万件以上の新規感染がある中での緩和。経済・社会へのダメージが大きすぎて緩和せざるを得なくなってる。
ロックダウンほどの厳しい規制をかけず、死者も大幅には増えてない日本は、理由はよくわからないけれどなぜか抑え込めている不思議な事例になってる。新型インフルエンザのときも世界で最も死者数を抑え込んだ事例になったけれど、一つには現場の強さがあるんだろうな。