【大予測】コロナショックで、「地元経済圏」が活性化する
コメント
選択しているユーザー
コロナショック後の観光マーケット
-------------
【覚えときたい話】
国内観光の規模
国内観光産業の6割は日本人宿泊旅行であり、
日帰り旅行に限っても4.7兆円あります。
この数字は、訪日外国人旅行の4.5兆円に匹敵するものです。
今後の地方経済
観光だけの外需に頼るのではなく、地元という内需を再評価した上で、外からの収入を適切に狙うという流れにシフトしていく
多拠点生活の増加を見越して
マルチハビテーションサービス市場も中長期的には成長し、空港や新幹線駅を保有する地方の再評価につながると考えます。もちろん、そうしたエリアでは不動産価値も見直されます。
-------------
【キーワード】
・内需
・外需
・ローカルファースト
・セカンドハウス
・マルチハビテーション=多拠点生活
注目のコメント
既に多くの地域の方は気づかれていて、既に動き出している要素を5つのポイントで整理しています。
youtubeで補足含めて動画をUPしました。ご関心ある方はご覧ください。
【Newpicks大予測】5つのポイント : コロナショックで「地元経済圏が活性化する」
https://youtu.be/QfuD94cNRlk
特にこれまでは外向きだけに偏重していた地方の営業方法も、実際にはより地元向けで動いた上で、外の需要も追加していくという2階建て方式で堅牢な地元経済を作っていくという話が大切であることに今一度気づいてきていると思います。
そのためには外に安く沢山販売するといったような方法から、一定の付加価値を担保できる形で販売する。その所得が地元の方々に分配されて地域内経済が豊かになり、地元內での売買でも可能になる。さらに言えば、地域内経済はいわゆるグローバルで取引されるような金銭に限らず、独自の信用取引というものもより今後考え直されると思っています。
また自治体という意味では首長のセンスと行動力で、これからの対策と経済とのバランスをみていけるところが地域としては伸びていくのは必須でしょう。既に対策が一定成果をあげている地方の一部では、リスクの低い規制を一定緩和していくことを決断されているところもあり、それは成長ポイントになっていくと思います。
どちらにしても浮き沈み、変化があるタイミングはこれまで劣勢と言われていたところにとっては前向きな話も多くあります。ローカル経済をしっかり育てていくということと地方が向き合い始めた時、都市に使われる供給源としての役割を超えた次の段階に入るように思います。コロナショックは、働き方やあらゆるビジネスに大きなパラダイムシフトをもたらそうとしており、その1つに都市と地方の関係が挙げられます。リモートワークの一般化によって、都市での生活者の中には、地方移住を本気で検討している人もいます。図らずも地方創生が推進されそうです。
興味深いのが、都市の中でも、ターミナル駅と郊外の関係性が変わりそうなこと。今までは小売にしても飲食にしてもターミナル駅の一等地が有利とされてきたわけですが、パンデミック下においては、家の近くしか移動できません。
そうなると、人が住んでいる郊外の方が売上減リスクは抑えられるため、好立地の定義が変わるかもしれません。
私は地方出身なので、地元の友人らとの定期的な集まりが大好きですが、小さな商圏が見直されることで、そうした小規模コミュニティが各地で新たに形成され、活性化していくのかもしれません。安宅さんが主張するような、人類の発展は都市の発展、すなわち「密」なるもの「閉」なものによる効率化であったわけで、人類が2000年かけて作ってきた「都市」という概念を根底から再発明する必要がある、それが「開疎化」である、という考え方と基本は同じ方向の主張と感じますが、個人的には一定はあるものの、経済合理性を大きく変えるような強制力のある作用(現在のような行動自粛など)が働き続けない限り、そこまでは進まないのでは?と思っています