「あなた」はもはや日本語ではない
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面白い記事ですね。
一方で、夏目漱石が「I LOVE YOU 」を「月が綺麗ですね」と訳したという都市伝説があったりします。
この場合「YOU」は省略されています。
おそらく“隣or目の前にいる人に言った言葉”なので、「YOU」という概念は不要なのでしょう。
もっと言えば、「月が綺麗だ」ではなく「月が綺麗ですね」としているわけで、この「ですね」という同調表現の中に「YOU」の概念が入っていると思われます。
I LOVE YOU → 月が綺麗ですね
改めて書いてみると美しい。
いくら英語の影響力が増したとはいえ、こういう日本語の美しさは忘れたくないものです。>>本来、日本語では「あなた」と呼びかけていいのは、対等か目下の相手に限る。
なるほど。
従って、妻が夫を「あなた~(ハート」と呼ぶのは正しい。
かつて福沢諭吉も「家庭内を実質的に取り仕切るのはむしろ妻であって、女性の方が立場は上である」のような感じの事を述べていたかと思います。
ちなみに私は「あなた」と言う言葉は使わないですね。
あと、そういえば昔「3時のあなた」と言う番組があった事を思い出しました。日本語の二人称代名詞は目上の人には使わないというルールがあります。
よって、役職名、○○さん、○○先生と呼ぶのが一般であり、人称代名詞を多用する外国語を直接翻訳しようと当てはめると極めて語呂の悪い、口語からかけ離れた日本語になってしまいます。
もともとおまえは御前、あなたも貴方と字義通りであれば、丁寧ですが、実際の使用では反対に相手を見下すように、もっといえば貴様なんてそれこそ貴(いあなた)様ですが、実際使用するのはベジータぐらいですから、それだけ目の前の相手に対してはポライトネスに気をつけないといけないということですね。