商社の組合も改革中 就活で考えたい「働き方の変化」
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この記事を拝読して、二つのことを考えさせられました。
一つに、執筆者が現在の労働組合を「賃金交渉のイメージが強い」が、仕事も変わってきて「制度や仕組みを動かしていける仕事になった」という筋立てで提起しているという問題です。
執筆者が抱くイメージについては、主観の問題ですからやむを得ないと思いますが、後段の「制度~」については、少なくとも最近の傾向ではありません。年間を通しては、労使協議や折衝により、また春闘の時は要求をして団体交渉により、労働組合は、制度や仕組みを動かす存在であり続けて来ました。
二つ目に、労働組合とは、「働き手が一人では解決し得ない協同の課題を、集まって、責任を分け持ち解決する集まり」だと、私なりに定義をしてきました。労働組合は、組合費を払う組合員に、応分のサービスを提供するのみの存在であってはならないと思っています。私の定義にあるように組合員をサービスの受け手にするのではなく、問題解決の当事者にすることが、労働組合の原点ではないでしょうか。執行部が、組合という機関であり、そこがどんなサービスを提供するかという点に焦点を当てることは、本来のあるべき姿とは、相違するのです。
いずれにしても、労組の存在意義や価値が世間的に希薄だと言われて久しく、労組側も相当な課題を抱えていることは、違いないとは思っています。
しかしながら、労働組合は、資本主義社会が産み出した人間疎外という問題を克服するために、人間の叡知で産み出した財産です。
本来どのような存在であるかを正しく捉え、現実の労働組合の取り組みを取材し、評価いただきたいと思います。また、労働組合に対して、その点から問題提起をすべきだと思います。組合がそれを果たすかは別として、社内にキャリアコンサルタントを抱えるのは大きい会社のトレンドですね。多様なキャリアパスがあるのが大きい会社の魅力のひとつ。小さい会社だと、選択肢が少なく、まるめこむみたいなアドバイスに終始しがちなので、社外にコーチ(メンター)を持つべきってなりそうだけど、会社と個人の利害が必ずしも一致しない領域なので難しいですね。
習慣化と意思決定の重要さは、私も強調しています。
いずれも慣れが必要なので、頭でっかちになっているといつまでもできません。
就活市場でも転職市場でも、働き方は選ばれるための重要な要素になりつつあります。キャリアも含めてどのような働き方をデザインできるかが、選ばれる会社となるためのポイントになっています。