【明言】日本人よ。今は「恥をかける」チャンスだ
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私もエイミー・ウェブ氏の大ファンだ。彼女は、日本のそして日本人の強みと弱みをよく知った知日派。そんな彼女のコロナ禍を目の前にした未来論には、日本人の取るべき行動論と精神論が満ち溢れている。
✅未来は見通せないが、不確実性の中で準備は出来る。
✅クライシスの中で立ち止まるのは、アイスバーンの上でブレーキを踏むようなもの。
✅コロナ禍の今こそ変革とイノベーションのチャンス
✅失敗を恐れず新しい行動を起こし、失敗を恥だと思わない。
これらは、不確実性の時代と言われて久しい中、失われた30年間で日本人が怠ってきたことばかりだ。学校の9月始業議論も同じ。早く決めて、早く行動に移し、やってから修正していく。そんな行動と考え方の変化こそが、日本の復活に繋がると信じる。"たとえば、凍った路面を運転していて、スリップしたときに、ほとんどの人が直感的にブレーキを強く踏むでしょう。
なぜ、ブレーキを踏んでしまうのか?それは、ブレーキを踏むことで、また「コントロールが可能になる」と感じるからです。なぜ、そう感じるかというと、「未来がどうなるか」を分かった気持ちになれるからです。
「ブレーキを踏んだら、車は止まり、大丈夫なはずだ」と。
だけど、そんなことは、その瞬間のあらゆる変数を制御できないかぎりあり得ません。そもそも、凍った路面でブレーキを踏むことは、一番のリスクです。"
とても分かりやすい例え話だと思いました。
確かに今は、刻一刻と変化する状況を見極めながらその時どきにベストな意思決定をし続け、「走りながら考える」必要があると思います。
Fail fast, fail wellがし易くなる時代かもしれません。「恥をかけるチャンス」まさにその通りです。
普段なら、プライドが邪魔してチャレンジができない人も、今なら、スローガンは「ぜんぶ、コロナのせいだ」で、いけます。
恥をかくことをいとわないことは、自分の殻をやぶるチャレンジができることであり、成長の機会です。
▼今年の初め、日経産業新聞に似たような趣旨のコラムをかきました。
「恥より、始めよ」
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO55108270R30C20A1XY0000/
「隗(かい)より始めよ」は良い言葉だと思うが、私は「恥より始めよ」という言葉も流行させたい。これは「自分ができるようになったらやろう」や「ふさわしい人間になってから応諾しよう」ではなく、まずやってみて恥をかくということだ。
自分では力不足だと恐縮する気持ちをおさえて、分不相応な場にまずは出てみて恥をかく。自分以外のみんなが立派に見えて恥ずかしくなるような舞台に我が身を置いてみると、結果として、やはり悔しさやふがいなさを感じるかもしれない。それでも「次は恥ずかしくない自分になれるように頑張ろう」という闘志も湧くだろう。
恥ずかしさを感じるということは成長意欲がある証拠だから「恥より始めよ」でいいのだ。「自分なんて無理だ」と尻込みをすることを謙虚、謙遜の美徳だと考えて言い訳にすることは、もうやめよう。
フェイスブックの創業者マーク・ザッカーバーグ氏の言葉に「Done is better than perfect」というものがある。完璧であることよりも、まず終わらせることが重要だ、といったところだろうか。
役割にふさわしい自分になるのを待っていても、いつまでたってもそんな自分にはなれない。完璧を目指して足が止まるよりも、身の丈以上に思える場に飛び込んでみることが非連続な成長をもたらしてくれるかもしれない。