【黒木亮】名門アパレルはコロナ時代を生き残れるか
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この3つのセンテンスがわかりやすい。
"自社工場という重荷を持たずに、品質が良いものを大量に生産して、安く消費者に提供する体制を確立しました。ある意味で商社に近いとも言えます。"
"総合商社は変化することを宿命づけられている業種です。常に「新しいビジネスをやろう」と、最先端のビジネスに取り組むことが社内で重視されています。商社は常に変化しながら、アパレル業界のさまざまな分野で収益を上げてきました。"
"ユニクロがそこそこ売れ始めた1996年、1997年ごろ、アパレル各社の経営者や社員たちは「あんなものは、安かろう悪かろうで、すぐ潰れる」と言っていたそうです。"
注目のコメント
私の家にはユニクロ製品ばかり。重宝してます。他がユニクロになれなかったのは「結論としては、いい時代が長すぎたから、百貨店中心のビジネスモデルから抜け出せなかったということではないでしょうか。」と。
成功体験に固執してしまった。これはアパレルだけでなく、日本の教育でも一部言えそうです。学校教育の水準が高いと言われ、ゆえに新しい道具であるICTを導入する必要に待ったをかけていた自治体が少なくなかった。今その格差は歴然。「アパレル」と一括りにすること自体がもはや時代に合わなくなっているのかという気がします。ユニクロは多くの日本国民にとって生活必需品に近い。おしゃれのためというよりは、機能性であったり、手持ちの服との組み合わせやすさであったり、そうした消費者のニーズに着実に応えてきている。主張しすぎないのがユニクロの最大の強み。
本文にある和製ブランドは私もよく利用していますが、なんというか、ユニクロ製品とはお金の出元=サイフが違うという感覚です。ラグジュアリー製品に近い?ともあれ、このコロナ禍の在宅勤務の流れは、大きな転換点になりそうです。東京スタイルの高野社長は、社長の仕事は何か?という質問に対して「たとえ1年間仕事がなくなっても、社員が食べていけるようにすることだ」と答えたそうです。
きしくも今まさに、キャッシュをどれだけ持っていたかが問われていますから、彼が生きていたらどんな舵取りをしていたか、ぜひ聞いてみたかったです。
作家・黒木亮氏のインタビューは本日で終わります。お読みいただきありがとうございました。