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最高指導者専用機が不具合を起こして緊急着陸したことが異例だということはできません。航空機はどんなに丁寧に整備をしても、機械ですから不具合を起こすことはあります。問題は、予備機がないということでしょう。
米国大統領専用機「エア・フォース1」にしても、日本の政府専用機にしても予備機があり、大統領や首相が移動する際には、搭乗機に不具合が起こってもすぐに乗り換えられるようにしています。
ましてや、全体主義に近い権威主義国家である北朝鮮では、最高指導者である金正恩氏のスケジュールに狂いが生じることは許されないはずです。専用機に老朽化した航空機を使わざるを得ず、予備機も準備できないのだとすれば、それが北朝鮮の実態を示しているのかもしれません。
今回の雲隠れについても、北朝鮮は何も報道していませんから、外部に知られては不都合なことが起こっていたことは間違いないでしょう。それが何であったのかは、新しい情報を待たなければなりませんが。