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・・・本当にこーゆー安直な記事とタイトルを見ると「お前は本当に人間をわかってない」といいたくなる。(笑)
人間にとっては、「効率化したいもの、できればアウトソースしたいもの」と、「効率化できないもの、アウトソースできないもの」というものが存在します。
前者は、日ごろから「できればやりたくないこと」「たまには、やりたくないこと」です。私の場合、遠隔地に出張しての会議や打ち合わせは、これに該当します。あと、毎日の通勤とか出社とか。
だから、コロナ後にゼロになることはないものの、今までの出社に、リモートワークを混ぜる比率が高くなる、とか、遠方の顧客とは、今まで3回は3回出張しなければならなかったのが3回に2回はオンライン会議にしましょう、という流れは出てくる可能性があります。
後者の代表格は「楽しみ」と「学び」です。旅というものは、「本質的にリアルな」楽しみです。リアルであることが大事で、他人に代わりにやってもらうことも難しい。あと、学びも、アウトソースしにくい。他人に代わりに英語の勉強やっておいてもらおうというのが出来ない。
リアルなものをバーチャル世界で展開しようとすると、それは「疑似体験」になり、実際の体験には勝てない。あくまで「擬似」なのです。
潮の香りを感じる海辺にさわやかな5月の薫風をかんじながらオープンカーでドライブして、漁港近くの美味しい店で、地元の人と話しながら海鮮丼を食べる。
これをVRで再現しようとしても、あくまでそれは「擬似」でしょう。
バーチャルが得意なことは、リアルができないことです。リアルとは違う土俵でバーチャルは勝負すべき。
たとえば、背中に羽を生やすアイテムを手に入れて仲間たちとドラゴンと対決し財宝を手にいれる冒険の旅に出かけるとか。
これは、ちょっとリアル世界では提供できない「旅」なので。^^
もし、「アフターコロナに向けて、VRツアーを新規事業にするぞ!」と考えている旅行事業者さんがいたら全力で私は止めますし、その代わりに、「人が少ない今に、これやらないとつぶれちゃうから、不用不急以外の外出ですっていって、旅番組や良質な動画を作ったほうが100倍いいです。そのほうが、アフターコロナの事業成長につながります。バーチャルはあくまで、導入剤です。」って進言します。
さて,ちょうど昨日妻と,コロナが収束した後の観光地とか混み方がヤバそうだよね,という話をしていました.この自粛の状況下で,人々の旅をしたい,美味しいものを食べたい欲求は相当高まっているなと.なので,いざ移動してもOKとなった瞬間に,各地に人が大挙して押し寄せるのではないかと.それもあって,緊急事態宣言の解除は,相当慎重にならざるを得ないのかなぁと.
さてそうなると,旅行会社や航空会社,JR等への予約のアクセスも瞬間最大風速的に増えるはずで,であるならば,今のうちから旅行会社がそのへんを上手くハンドリングしていくというのは,一つ大事なのかなぁなどと思います.飲食店で先払いサービスがありますが,旅行会社も,コロナ後を見据えた10月くらいの優先予約権を今のうちから売り出していくとか(収束の状況が読めないのが難しいところですが)
さて,前置きが長くなりましたが,この記事を見て,あー.今からそういう先のことを予約する,みたいなときに,VR等を利用した観光案内は良いかもなぁと.そんなことを思いました.
追記
みなさんのコメントを見ると,「コロナ後にVRツアーがブームになる」という記事と勘違いしている人が多いようですが,記事の意図としては,コロナ後のために「今」VRツアーが活用されてきている,また,コロナ後はリアルに移行するだろうが,安全面などで活用されるシーンもありそう,というものですよね.
しかし、多くの「旅好き」がVRツアーだけで満足するとは思えません。「旅好き」は旅先での体験だけではなく、交通機関による移動そのものや移動途中に立ち寄る観光スポット、食事、ショッピングなど、自宅から一歩出た瞬間から旅を楽しんでいます。
しかも、VRツアーでは「視覚、聴覚」以外の「触覚、味覚、嗅覚」の再現が出来ません。このギャップを埋めるためには現地でリアルに体験するしかないのです。逆に、この部分を上手く「旅好き」に訴求出来れば、VRツアーは今後の誘客のためのプロモーションなどには活用出来そうです。
今後VRツーリズムが広く普及したとしても、観光・リゾート地には「リアルな体験にこそ価値がある」ことを忘れずにVRツアーに取り組んでもらいたいと思います。
世の中には、私の想像の及ばない商売というのがあって、何度かNPでもご紹介したことあると思いますが下記の「うなぎトラベル」さん。ぬいぐるみを預けて、ぬいぐるみが旅をしてきてその写真共有を受けるというもの。
http://unagi-travel.com/
また、ソースが示せないのですが、ご高齢の方に昔住んでいた地域のVR映像を見せると急に嬉々として「そうそう!この角を曲がったところにね。。。」とお話を始められるという事例も聞いたことがあります。
実際に現場へ行ける人はそんなにいません。いくらお金があっても、時間があっても、きれいな場所すべてに行くことはできません。場所によってはテロの危険性もあります。
完全に代替できないのはもちろんですが、一部は代替されると思います。
VRツアーの様子がテレビで放映されたことがあります。それは、模擬飛行機を使ったものでしたが、三密を避けるために、その形は不可でしょう。
他の人のコメント読んで追記:
こんなにVR旅行が嫌がられているとは思ってもいませんでした。せっかくの旅行、人が多すぎて嫌な思いをしたことないのでしょうか。私は、かなりあります。人が並んでいて、ろくに見ないうちに急き立てられて、次の場所に移動せざるを得ない。疲労だけが、実際に行ったことの痕跡。
ても、今回のコロナ騒ぎ関係なく、VR旅行は普及すると思います。問題はまだ性能の良いゴーグルがないことでしょう。
各社がバーチャルツアーなどを展開するのは、既存リソース/顧客を活用してできる最大限の施策の一手であり、今後の日常化まではしないのではと思っています。
もちろん、好みや価値観の問題ですので大いに結構なんですが、私は真っ平御免です。
旅の醍醐味は現地へ直接行って、歩いて、空気を吸って、匂いを嗅いで、雰囲気を感じて、人と面と向かって挨拶、握手、ハグ、ビズなど濃厚接触して…の世界。
今は控えているだけの話で、人の移動は永遠になくならないと思います。
いま海外との仕事のやりとりがウェブで支障なくできているのもそれまでに上記のような濃厚接触があったから、その蓄積があるからこそ可能になっているに過ぎません。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Valerian_and_the_City_of_a_Thousand_Planets
あ、ニホンでやらなかったかもです、このエイガ 絵がキレイなのが好きで、飛行機(別便)で何度か見ちゃいましたねぇ これからは減るんでしょうねぇ、そういう事も
あ、やったんですねぇ
http://www.valerian.jp/sp/