米社がレムデシビル申請 厚労省、新型コロナ治療へ近く承認
時事ドットコム
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各施設が手探りで様々な薬剤の「人道的使用」を行う中、厚労省のレムデシビル承認の流れは、薬剤の流通や医療機関の判断材料という意味で、現場の支えにはなるでしょう。
レムデシビルの臨床試験のうち、second SIMPLE trial(ギリアドが報告したfirst SIMPLEと混同されている方はご注意ください)は治療なし群との比較試験ですが、中間報告の結果は、決して「魔法の薬の登場」ではなかったものの、数多くの薬の試験の中で初めて「フェアな」比較試験でのポジティブな結果を示唆するものでした。
また、second trialには日本からも三施設が参加しており、日本人も含まれた試験ですので、完全な「海外の研究」というわけでもありません。
安全面では、5%までの方に肝酵素上昇などが見られていますが、コントロールが不能な副作用も今のところは報告されておらず、そのような背景からも申請の流れに繋がっているものと考えます。予定通りの流れでしょうか。
重症例の増悪を防ぐ目的という点で、投与のタイミングが難しいなども言われてはおりますが、承認されることで現場が使いやすくなることは間違いないかと。それにより知見が蓄積されて、より多くの命が救えるようになることを期待します。アビガンも月内承認見込みとの記事が出ていましたね。
アビガンについては日本に備蓄があり、実際に投与を受けられた方々からも効果を確認する声があったので期待したいです。副作用は妊婦だけ気をつければ良いのかどうかが気になります。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020050400303&g=pol