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バークシャー、第1四半期は約500億ドルの赤字 新型コロナが痛手

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  • 元HSBC証券会社社長/ 京都橘大学客員教授/ 実業家 

    2008年リーマン・ショックの際、バフェットは、「米国株は絶好の買い場。」だと宣言し買い向かいました。長期投資家のバフェットからすれば暴落時は企業の内在的な価値と市場価格の差が最も大きく出るタイミングだからです。

    昨年中、バフェットはポートフォリオの現金比率を15%程まで上げました。それはあたかも最高値更新を続けている米国株市場がそう遅くないうちに息切れし、下降するのを待っているようでした。

    そして、今回の新型コロナウイルスショックが到来しました。正に、バフェットの思惑がドンピシャで的中し、安価で彼の欲しい株式を購入できるタイミングが到来したかのように見えました。

    然し乍ら、バフェットの取った行動は真逆でした。この安値圏で航空会社銘柄の株式を購入したのではなく全放出したのです。また彼が率いる投資会社バークシャーハザウェイ社は本年第1四半期で約5兆円の赤字を計上しました。

    これが何を意味するかですが、

    ① 世界を震撼させる疫病は過去500年間で100年毎に5回発生しました。今回の新型コロナウイルスは89歳のバフェットにとっても初めての経験であり、彼の経験値では予測不可能な領域に世の中が達してしまったことを示唆しています。

    ② 新型コロナウイルスショックにより、人間の行動形態が劇的に変化することが確実視されたということです。

    ブラックマンデーやリーマンショックは金融市場発の危機であって、世界中の人々が都市封鎖などで消費や労働の制限を強制的に受けることはありませんでした。バフェットが 「 3〜4年後に、昨年までのように飛行機に乗るようになるのか見通せない。」と言う悲観的な発言をしたのはこれに起因していると思われます。

    ③ バフェットは、「株の理想の保有期間は“永遠”だ。」が投資理念となってますから、1四半期でマイナスが発生したのが理由で一喜一憂する必要はないという事です。保有株式の評価損が膨れてしまうのは止むを得ないからです。

    バフェットには金持ちになるためには2つのルールを守りなさいと言ってます。

    ルール1は絶対にお金を損しないこと、そしてルール2は絶対にルール1を忘れないこと。

    彼は、このルールを遵守する為に投資ポートフォリオ全体が毀損しないように航空機株の売却という行動を敢えて行ったと解釈すべきでしょう。


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