慶応SFCの「最高の授業」がスタート さっそく記者も聴講させてもらった
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◆従来の常識を超えるチャンス
今年の新入生・在学生に対して学長が「家にいろ。自分と大切な人の命を守れ。SFCの教員はオンラインで最高の授業をする。以上。」という強烈なメッセージを出した慶應SFCがオンライン事業をスタートさせたという記事。しかも初っ端から1000人相手の遠隔授業。実際に事業に参加した記者が取材して書いている。
1クラス20人なら出来るが大学での100人規模のオンライン授業は無理という大学教員のコメントを聞いたことがあるが、ここはもう一つ桁違いの千人規模のオンライン授業を実施した。結論は物理的にはできるということであり、物理的にできれば後は質を高めることは十分に可能だということだと思う。そうやれれば後はどんどん改善できる、そういう可能性を示した千人授業だということだ。
通常の講義では千人を集める場所が必要だし、その規模になると一人ひとりが教員と向き合って授業を受けるのはやっても意味がない。手元にタブレットやパソコンを持って受けるのであれば自宅で受けても変わらない。従来の常識を裏返して千人規模の同時受講の授業ができるというのは大きなことだ。
利点はすぐに最新の内容を盛り込めるということもある。今回も「新型コロナと公共哲学」という内容で諸外国の現状や取り組みも含めて授業が行われるというのは学生にとって刺激的だろう。インタラクティブな議論をどうやってやればいいかは確かに模索中だが、チャットなどその可能性は既に見えている部分もある。大教室だと質問しづらいという学生もチャットならとにかく発することは可能になる。これから先、どんどん改良されるだろう。
自分達ならどうやって新しい取り組みを行うか。この状況下で積極的に取り組み新しい方法を創り出した組織は今後さらに発展していく。この環境下で生き残るためにどんどん試していくことが大切だと気付かされる。大学のオンライン授業良さそうですね。これなら大学側が対応できる限りは人気の授業でも抽選なしで希望者全員がじゅこうできますし、オンラインならではのアンケートや代返の防止もできそうです。