米原油先物20%超急伸、週間の原油在庫が予想ほど増加せず
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経済再開の動きが各国で始まっていることもあり需要が増えていくことが期待されている。
但し、経済活動の完全解除はまだだいぶ先であり、秋に向けて第二の波が懸念されればさらに原油価格は下落していくだろう。各産油国もシェアを維持し、在庫を捌くインセンティブが強く働くだろう。
またWithコロナ時代の新しいライフスタイルでは海外出張や感染のひどい地域への旅行も減ることと、引き続き太陽光、風力、地熱発電のコスト低下による普及が進み構造的に原油価格には下げ圧力となる要素が多い。予想より増加はしていなくても伸びてはいる…
2週前が約1900万バレル、今週は約900万バレルの増加。①のEIAデータ(Commercial Crude Oil excl. lease stock)で見ると、在庫量自体は2017年4月のピーク量に近づいている。全米全体でそこからさらにどれだけ貯められるキャパがあるのかは知らないが、楽観できる状態ではない。
https://www.eia.gov/dnav/pet/PET_STOC_WSTK_DCU_NUS_W.htm
話題になるクッシングの状況は①、また生産を止める難しさについては②の大場さんの記事を是非ご覧いただきたい。
①https://newspicks.com/news/4843930
②https://newspicks.com/news/4861802