米、正恩氏状況「近く明らかに」 大統領「大体分かっている」
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トランプ大統領が「金正恩氏の状況は近く明らかになる。大体分かっている」と述べた。「知っているからいま話そう」と言わないのは、北朝鮮のほうからの具体的なアクションがそのうちにあって、その結果、世界がことの真相を知ることになるだろうという意味だろう。トランプさん、もし知っていたらCNNが悔しがるような具体的なヒントを話してしまっている。
プーチン大統領、習近平主席、金正恩委員長といった強権的な指導者に惹かれるところがあるようにも見えるトランプ大領領の胸の内には一体なにがあるものか・・・
曲がりなりにも選挙で選ばれるロシアの大統領は選挙が正当性を与えるし、共産党一党独裁の中国の国家主席は、選挙こそ経ないものの、共産党が信頼されている限り、共産党の中で伸し上がることで一定の正当性が得られます。金日成、金正日、金正恩と続く世襲の北朝鮮の委員長は白頭山の血統だけが正当性。後継者が定まらない状態で委員長が亡くなったら、権力を巡って何が起きるか分かりません。
「私からは今は言えない」、「元気であることを願っている」というのは少なくとも病気はしたのだろうと思わせますし、「遠くない将来にあなたたちも知ることになるだろう」というのは、回復が死去かの方向性が見えたことを思わせます。「韓国の文在寅大統領の外交ブレーン」が「金氏は健康で13日から別荘のある元山に滞在していると説明」するなら回復の方向か・・・ 「今は言えない」内容が気になりますが、我が国の政府は掴んでいるのかどうなのか。死亡となれば朝鮮半島情勢が一気に緊迫しかねないだけに、新型コロナウイルスで露呈した、危機に当たっての我が国のスピード感と統率力の脆弱さが心配です。篠原常一郎さんは独自のルートでほぼ確実として、金正恩は4月25日に脳死という形で死亡が確認されたと自身のYouTubeチャンネルで述べています。
最近だけで言うと、
4月12日
心臓発作を起こし、即座に中国へ医師派遣を要請するも、間に合わないと判断した北朝鮮の医師団が心臓のステント手術を行うが、結果的に救命に至らず、植物人間化、
4月15日
妹の金与正と国家保衛省が事態の隠蔽は困難とし、大陽節であるこの日付でアメリカのトランプ大統領へ親書を送付、
4月19日
中国の医師団が平壌入り、同時に共産党幹部も同行したであろうとした上で、
4月25日
中国医師団も蘇生不可の脳死であると判断、後継体制については現地入りした中国共産党幹部とも合意を得て、ひとまずは金与正を摂政という形が濃厚、との見方らしいです。
トランプ大統領の発言も全て知っているという前提ならば、この発言の整合性も納得かと。
とりわけ中国にとっては北朝鮮は地政学的にもバッファゾーンであるため、早期の安定を望むところでしょう。
かといって完全に中国の影響下であることは北朝鮮側の飲めることでもなく、そして軍や朝鮮共産党への影響力を持たない金与正がどこまでできるかは不透明、近い時期にかなり混乱することは間違いないと思います。
この期を逃せば拉致問題を解決する策はありません。
米国と共同作戦でも良いので、なんとか機を逃さずに拉致被害者救出作戦を切望します。