コロナ後の世界経済 「日本化」まん延も
日本経済新聞
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新型コロナウイルスの世界的な大流行(パンデミック)で、世界経済は大恐慌以来最悪の景気後退に直面している。危機回避をめざす大規模な経済対策は短期的には景気底割れを食い止める効果が見込めるが、中長期的には政府財政や中央銀行財務の悪化、企業の借金依存の深まり、銀行資産の劣化などをもたらす公算が大きい。感染拡大が収束に向かっても、世界経済は長期的に深刻な後遺症を引きずり長期停滞が続く「日本化」のまん延リスクを抱えることになる。既に財政状況が悪化している国々で感染が広がったり、無駄な経済対策が実施されたりすれば、債務危機が起きる恐れもある。