【東京23区調査】オンライン授業、導入は港区のみ。セキュリティ対策や家庭環境の差に苦慮
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注目のコメント
東京都でもこれ。セキュリティを問題にしてるのは、はっきり言って言い訳です。
家庭の環境がない子には学校のパソコン貸し出しなどの対応をして、どうしようもなければプリントなどで対応。ただ、その対応はあくまでイレギュラーのケアであって、マジョリティーの子はオンラインでの学びを届けるべきです。
そうしないと学びを保障できません。
あとこれ渋谷区もオンラインの学習保障はしているので、一重にオンライン授業=授業配信となるのは、少し注意が必要です。ただ、渋谷区は一人一台を実現してるのに、授業配信はセキュリティ上できないってのは、何ともお粗末です。設定変えればいいだけなんですけど、それが大変になってしまってる。どうか手段と目的がすり替わらないようにだけはして欲しいです。
僕は学校の先生がオンデマンド配信をするのは、ものすごく労力の無駄遣いだと思ってます。動画収録って資料や小道具まで準備し始めると1本撮るのにものすごい時間使います。しかも撮影環境や構成、先生のテンションでクオリティがおそろしく上下する…。
故に、本来なら文科省が音頭を取って学習指導要領の単元に沿った学習動画を準備すべき内容ですし、子ども達の失われていく授業時間を第一に考えるならスタサプや教育YouTuberの動画のリンクを有効活用していくアプローチのが即効性があるように思えます(有事なんだから)
ただそもそも論として、オンデマンド配信がコンテンツとして成立するのかという論点もあります。一時停止や早送りができる動画だと、本来あるべき、授業の中で考える時間、先生と対話する時間、友達と相談する時間といった過程の学びがことごとく抜け落ちてしまいます。
撮影した指導者側は教えた気になれるかもしれませんが、それを見るかどうかなんて子供次第。しかも4/7の会見だと親の使ってないスマホを子どもに貸すというような想定までされてますが、小さい画面だとめちゃくちゃ苦痛です。
そんな劣悪な環境を子どもに強いるのだから、少なくともコンテンツは本気で考えるべきなんです。"小学校で真に必要な学び"を満たす遠隔教育で考えるなら双方向以外ありえません。ここを端から妥協してはいけない。ノウハウのない各先生が動画作ってYouTubeにあげるよりも、ノウハウたっぷりのスタサプや予備校とうまく組んだ方が本当は良い。で、先生は生徒たちとの心の繋がりがあるのでメンターとして心のささえになってあげると良いと思う。
というふうに書くと、先生の役割が根本的に変わってくることになりますが、この動きはいろんな世界で進むと思うんです。知識や技能の伝授は、生の講義である必要はなくなっていく。新人研修でもそう。