米欧の経済正常化は秋以降、市場で見方強まる=ドイツ銀調査
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感染者が鈍化したとしても経済活動が全て以前の通り再開される訳ではないし、3密は引き続き避けられ在宅勤務や宅配などによるライフスタイルがニューノーマルになり市場も変化を求められる。
本当の意味での完全に自由な形での経済の再開はワクチンの準備ができるなど長期化する可能性がある。今年1月時点で3.3%の緩やかなプラスと見ていた今年の世界の成長率を、僅か2か月後の3月にIMFがマイナス3%まで引き下げ、しかも今年4-6月期を底として下半期の経済活動の再開を前提とするその基本シナリオとほぼ並行して再開まで1.5倍の時間がかかるケース、感染が2021年に再拡大するケースを示しています。新型コロナウィルスという未知なものが原因であるため、経済活動の封鎖が今後どのような軌跡を描くか確たるシナリオは誰にも描けないということを示しているように感じます。また、未知との戦いであるがゆえ、次がトランプ大統領であろうとバイデン大統領に変わろうと、経済再開と感染抑止の間で取られる政策結果の不確実性は同じでしょう。
せめて4-6月を底とするIMFの基本シナリオに沿って進んで欲しいと思うのですが、調査時点で既に4月も中旬。「欧州や米国の経済活動が夏前に正常に戻る可能性が低い」というのは、現段階で首肯できる結果であるように思います。経済は、人口の7~8割が免疫を持つ、またはワクチンができるまでは正常に戻りません。まだまだ始まったばかりです。
ここ数週間で平常時に戻れると期待するのではなく、今の緊急時が通常で、この状態が2年ほど続くと覚悟しています。
よって、大事なのは、この状況で維持・拡大できるようビジネスのやり方を変えることです。いち早く変化できる人が勝ち残ると思います。