この連載について
ソーシャル、モバイル、クラウド、IoT、ビッグデータ。
新たなテクノロジーが市場に変化をもたらしています。このような中で、企業が勝つための施策とは?
マーケティングや営業戦略の先進の取り組みや考え方、それに伴うビジネスモデル・手法など、ビジネスユーザーに役立つコンテンツを公開しています。
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それは、多額の宣伝費を投じたわけではなく、ライバルが弱かったわけでもなく「ユーザーのコミュ二ティ」を組織化したことに尽きると思います。ユーザーがユーザーを呼び、ユーザーがユーザーに使い方を教える「循環」を整備したことで、AWSは国内を席巻しました。
自社で宣伝しなくても、使い方を教えなくてもユーザーがそれをしてくれるという超効率的なマーケティングが奏功したからだと思います。エンタープライズITを約20年取材していて、こんなに鮮やかなマーケティングは見たことがありません。
今マーケティングとカスタマーサクセスの文脈で注目を集めるコミュニティ。その理由と構築方法を、AWSをコミュ二ティで広げたマーケター、小島英揮さんと、国内最大級のコミュニティを運営するセールスフォース・ドットコムの坂内明子さんとの対談で紹介しています。
いつか成功させてみたい理想のマーケティングアプローチ!
SaaS業界におけるマーケティングではコミュニティマーケティングは既に定着された概念ですが、2年ほど前その存在を知ったときは、面白い取り組みがあるなぁ、と感じたことを思い出しました。
会計業界でも、クラウド会計ソフトのfreeeが業界初のコミュニティマーケティングを2018年に始動しています。多人数ではなく少人数のコアとなるメンバーが集まり、波状にその影響が業界に広がる。大阪の本コミュニティリーダーである僕はその影響を目の当たりにしています。
ユーザだけに終わらず、プロダクトをより進化させるためにどうして欲しいかを考えたり、色々な情報が共有できたりとメリットが非常に大きいです。オンラインとオフラインの良いとこどりのこのコミュニティは、会計業界ではベンダー(freee)と会計事務所の関係をより良いものに構築できています。
現在はコロナが終息するまでオフラインでのイベントは厳しいですが、また終息したらオフラインのほうも大いに盛り上がっていきたいですね!
当時ベンチャー企業で新規事業立ち上げをしていたころに出会ったLTVという言葉はまさに現代のビジネスにおいて重要だなぁと感じました
やはり今のこの国は一定水準の日常生活における豊かさを手に入れ、また、国民性なのかいわゆる欧米型の大きなお金の使い方を知らない、欲していないために消費行動が頭打ちな感触があります
そうなれば当然有限な国内マーケットを囲い込むために「ここの製品は良い」というだけではなくて「ここの製品が買いたい」に昇華させる必要がある
ブランディングでありコミュニティ化ではあるんだけど、重要なのはそれはもはや企業がやることじゃなくて個人でもやっていけるということ
企業が作る箱を手本に個人がコミュニティを発展させて勝手にファンコミュニティを作ってくれるのが良いんでしょうね
昔から老舗系ブランドはそういう戦略を展開してきたと思いますが
新生OYOlifeに住人同士、住人と大家のコミュニティを作っていただくことに希望持ってます
”Salesforceの導入・運用責任者は、当社のコミュニティだけでなく、所属企業でも評価を上げてもらいたいからです。”
顧客に何の価値をもたらすのかが重要で、サブスクリプションモデルは半永久的にその思考サイクルを回す必要がある。我々の事業部でもASPサービスを提供しているが、お客様とは1対1の関係性でクレーム・提案・改善のサイクルを回している。
ファンコミュニティで1対Nの構図で上記のサイクルを回す発想は全くなかった。コミュニティは公開されているので、そこで上がるクレームには改善するためのコストが青天井化するリスクがあるからだ。結局そういうサービスは生き残れないっていうことになるのか
例え大人数になるコミュニティであっても、それぞれが共通した目標や希望を持ち、お互いを思いやり、直接的、間接的にでも支え合う関係があることが大切だと実感しています。