NY州、新型コロナ死者・入院者減少 封鎖措置は5月15日まで延長
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地域のウィルスの根絶だけを考えれば、潜伏期間を見込むと、新型コロナウィルスの新規感染者が0になってから2週間程度0が並ぶのを確認してはじめて、安全に封鎖措置を解除できるということになります。
そうでなければ、仮に1日0になっても、その間に潜伏期間にあった感染者が再度出現して、そこから再拡大するリスクを伴うからです。
しかし、現実問題としては、仮に地域で根絶できても、他地域や他国との交通を許せば輸入例が入り込むこと、経済的な損失とのバランスを考えなければならないことなどから、封鎖措置はより早期に段階的に解除されていくことになるでしょう。
そしてこれは当然、第二波を覚悟しての措置になり、その後も再度の封鎖措置やなんらかの感染症対策を迫られる可能性を含むということは念頭に置いておく必要があります。厳しいロックダウンを実施し、人との接触を徹底的に断つことでようやく実現した基本再生算数1以下、新規入院者数の減少。しかし、数字に表れない感染者や死者がいることもあり、予断は許さない状況は続いているし、トランプ大統領の経済再開策の第一段階に到達するにはまだ時間がかかるだろう。
アメリカ(おそらく欧州の国々も多少なりともそうだと思いますが)と日本を新型肺炎感染者の、入院者数、検査数(すなわち感染者数)、死亡者数を比較する場合に気を付けないといけないのは、
「アメリカは、現在新型肺炎に感染しているかどうかは無料で検査をして貰えるけれども、陽性の人がすべて治療を受けているわけではない」
ということです。
どれくらいの割合なのかは、その検査すら行けない、行かない貧困層、英語力に問題がある人があるので、一概に推測できない部分がありますが、アメリカの友人達に聞くと、陽性と分かって入院をして治療を受けている人は3割程度ではないでしょうか?
(中西部などで移民が少なく所得の格差が少ない州などで)5割くらいなのでしょうか?
保険に入っていなくても患者を受け入れる病院を、クオモ知事は増やす努力をしていますが、アメリカでは、入っている保険によって受け入れる病院が違って来ます。ですから、保険すら入っていない貧困層は、運よく保険に入っていなくても診て貰える病院に行けなければ、自宅で自力での免疫力で回付するか、死を待つか・・・
そういうアメリカと、検査数は絞っていながらも、陽性者無症状でもホテル等で受け入れてもらえる日本では、単純に数比較をしてもあまり意味がないと思います。
アメリカは、一貫して、一定の貧困層はいざという時は切り捨てる政策を取っている国です。良い意味でも悪い意味でも自己責任です