【異変】健康志向→ほっこり重視。塗り替わる「食の勢力図」
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よく言われることではありますが、何が「健康的な食事」かというのは厳密に言えば難しいところです。
一般には、糖尿病や高血圧といったいわゆる生活習慣病を意識したような食事が「健康志向」と呼ばれたりもしますが、病気は何もそれに限られたものではありません。
また、一部のビタミンの過剰摂取ともとれるような食事スタイルも「健康志向」と呼ばれたりします。
もちろん、すでに持病をかかえた方がそれに食事スタイルを合わせることは治療の一部になりえますが、広く一般に言えば、精神心理的な健康もまた、人間の健康の大きな要素の一つです。
感染流行で抑圧したものの一部が、食で満たされているのであれば、それがどんな食事であれ、結果としてあなたの「健康」にも繋がっているのかもしれません。
偏った食生活を長く続けられては、医師として心配なところもありますが、例えば数ヶ月の間ストレスから食生活が日常と変化してしまうようなことは必ずしも悪いこととは言い切れません。何事もバランスですが、心ともうまくバランスをとりながら付き合っていただければと思います。WHO(世界保健機関)のテドロス事務総長は、コロナウイルスに勝つために、世界中の人々へ次のように呼びかけました。
「免疫機能を高めるために大切なことは、栄養価の高い食事をとること。飲酒を制限すること。それから、禁煙をすること。さらに、在宅勤務などで運動不足に陥らないよう、大人は1日30分、子どもは1時間の運動をすること。そして、メンタルヘルス」という言葉も挙げています。メンタルヘルス。言い換えれば、"どんな状況にも影響されず、安定した心の状態を保つこと"となるでしょう。
たまのチートデイ(食事制限をなくし、好きなモノを食べていい日)は必要でしょう。
しかし、できる限り普段と変わらない生活をすることが、心身の健康には重要です。最後にモノをいうのは、お金でもなく健康ですから。コロナ前まではSGDsや環境が大きなテーマだったのに今はその話を出すと何言ってんの?って言われそうです。
コロナで様々ば価値観が変わってきています。食も健康志向がもてはやされていたのが風向きが変わってきていることを感じます。
家族で食べることが増えるということ、一人住まいの人が外食できなくなったということによって
食は手作りを好む人と、とにかく簡単+ストレス解消のプロセスフードの2極化するということなんでしょうね。