東京都 新たに181人感染確認 1日で最多 新型コロナウイルス
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注目のコメント
ここからしばらくはこの傾向が続くことは仕方ないとはいえ、厳しい。施設自粛要請まで踏み込みたい東京都の危機意識は正しい。国は早急に基本的対処方針を再考し、自治体に裁量を戻すべきだ。
数字に踊らされないでほしいのでファクトデータを共有します。
https://ourworldindata.org/grapher/full-list-cumulative-total-tests-per-thousand
まず日本は、昨日と一昨日の2日間でPCR検査数を20倍に急増させています。
【過去検査数】厚生労働省より
4/5 271人
4/6 218人
4/7 7876人
4/8 4544人
本日の結果は更新されていませんが、検査数が増えれば、自明に感染者も増えます。
同様に、アメリカ政府は3月半ばから検査を急増させ、今や総検査数は176万件で世界でぶち切りの一位となっています。
これは、検査数が急増したからこそ、必然的に感染者数も増加するわけです。
しかし、感染者を判別するためのPCR検査は、国ごとに運用方法が全然違っており、アメリカはできるだけたくさんの人を検査しており、日本はできるだけ検査しないようにしています。
例えば、アメリカの統計上の感染者数は33万人で、総検査数は176万件で検査数に占める感染率が19%
これに対して、日本は厚生労働省によると、52901人の検査に対して患者数4168人、感染率は7%となっています。
つまり、数字を見ると、感染率が全く違う上に感染者数も全く違うことが明らかになります。
というのも、国が検査等をコントロールすることができるため、感染率、死亡率をもコントロールすることができるということです。
例えば、すでに死んでいる人を検査して陽性となれば、感染率も死亡率も急激に増加し、検査を断れば感染率も減るということになります。
しかしこうした報道はほとんどありません。
ただ、メディアに踊らされて、空回りするのはただでさえパニック状態でリテラシーが全体的に低くなっているがゆえにむしろコロナよりも危ないと感じます。まずは、コロナよりも人間が怖い世界を変えましょう。現在の感染者数と現在の政策の評価という切り口で語られることも多いですが、タイムラグがあり、それらは直結しないことに注意が必要です。
また、感染拡大の抑制がどこまでできるかは最終的に政策では決まらず、それを実行する人にかかっていることを忘れてはいけません。
感染対策の最前線にいるのは私たち国民一人ひとりです。
引き続き、今日から、明日から、新しくプラスアルファで何かできないかを考えませんか。
例えば、「買い占め」は良くないですが、「買い溜め」は買い物のための外出の回数を減らすのに有効かもしれません。まだできることがあるはずです。そのような一つひとつの小さな取り組みが、力になると思います。