ひろしまトリエンナーレ、空中分解へ。総合ディレクターが辞任し緊急声明を発表
美術手帖
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注目のコメント
広島でトリエンナーレが行われることを知りませんでしたが、
骨のある方が総合ディレクターの予定だったんですね。
愛知以降、こういった芸術を監視する風潮は続いてしまうのでしょうか。
ヒステリックな世の中なのは社会を構成しているみんなで作り上げたものだから仕方が無いとしても、
行政がそれ以前に危ういものを排除するのは間違いだと思います。テルモの会長も務めたアートディレクター中尾浩治氏の堂々たる抗議辞任の弁。
> 原爆が初めて投下された、重い歴史を負った、だからこそ、世界に向けあらゆる発信をするにもっとも相応しい場であり名前である。核保有が常態化する現在の世界に対しても、少数者かもしれない批判的な視点から発言することのできる場である。私たちの世界に広がる問題の数々に対して多様な見方を提供することを特質とする現代アートを基盤にする芸術祭であれば、日本のみならず海外に対しても誇れる文化の集いになるはずであるし、そうすべきである。
> 公になったアート委員会の設立やアート部会の運営は今後開催予定の多くの芸術祭にとって、あるいはこれまでの美術史を彩ってきた意義ある積み重ねに対しても大きな禍根を残すであろうし、世界から批判されることになるだろう。『ヒロシマ賞』という現代美術の世界では国際的に認知された賞がこれまで多くの海外作家たちに授与されてきたが、彼らの名をも汚すことになりかねない。