アートの「見えない価値」をマーケティングで最大化する方法
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「ブランドもアートも、受け手の心に「価値」を創造する「感情の絆」が鍵となる」
この言葉に尽きると思います。個人的にですが、今までアート関係の記事で高橋さんのこちらの記事が一番共感しました。
小学校に入学した当日の宿題が「動物園の塗り絵」で、どうしても塗れないと泣いた覚えがあります。それは手元にある12色では、キリンは「黄色」でも「オレンジ」でもないと無意識に気付いていたのでしょう。でも、学校の美術の時間を経て、そういう疑問は忘れて優等生になり、太陽は丸く、雨は点線で描くようになりました。
優れたアートは「写生」ではなく、あくまで「自己の内面から溢れ出たものと、相手の感情との結節点」にあると思います。かつての僕が「塗れない」を突き通していたら、社会への態度も変わっていたかも知れません。そういう意味で、アートと教育は密接に関係すると思います。
また、アートという無形資産の価値付けは面白いです。「なぜリッツ・カールトンでは1000円でコーラが売れるのか」というマーケティングの名著がありますが、実体の機能的価値を売ることに徹していた日本の産業は、こういった「感情」「共感」に基づいた価格設定、つまりはアートの価格設定を学んでいく必要があると思います。
究極、「アートは人と人を繋ぐメディアである」
そんなことを考えています。