【現場発】コロナ拡大、シェアハウスで響く不協和音
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新型コロナの蔓延で、周りから家族のあり方について色々聞くことが増えました。離婚を考えていた夫婦が、このコロナによって離婚を先送りしたことで家内の喧嘩が耐えず、妻が車に逃げ込んで生活する話も聞きました。
そこまででなくても、シェアハウスが定着しているサンフランシスコでは、それぞれの持つ「安全基準」が違うことで、これまでになかったチャレンジに直面しています。外で着たジャケットをポンと居間に置くのが、あるハウスメイトの気に障って、すぐに洗濯して欲しいと言ったことで険悪なムードになったり、この手の話がどんどん出て来ています。またこの時期に、気の合わないルームメイトと距離を置いて、自宅に戻る、などという人もいます。その一方で、こういう時だからこそ人との繋がりが強くなっているパターンもあります。
サンフランシスコは、この状態が5月以降も延長される可能性が高いことが、4月1日の市長の会見で明らかになっています。人々はこの状態の中でどう支え合い、家族はどう変わって行くのか、とても興味深いテーマです。昨日のWSJでアメリカの賃借人の3分の1が4月の家賃を払わなかったという衝撃的なニュースが飛び込んできました。
家賃が高いNYCやSF、シリコンバレーではシェアハウスに住んでいる方々も多いです。
アメリカの貸主は日本の貸主に比べて権利が強いので5月以降大量な賃貸契約の解約が増える可能性が高いでしょう。しかしながらシェアハウスとして借りていた物件を誰が占有して借りるのかと考えると賃料が下向きになることが考えられます。
リモートワークが普及するとともに都市に集中していたGeneration Y, Z が分散し都市に落とすお金が減っていく可能性を示唆しています。
https://www.wsj.com/articles/nearly-a-third-of-u-s-renters-didnt-pay-april-rent-11586340000ハウスメイトもそうですし、家族や身近なコミュニティの人々と、どの距離感で、どのようなルールで接点を持っていくか、または今は我慢していくのか、価値観や感覚が分かれるところだと思います。
今のような状況下において、リスクに対する考え方や線引きは、なかなか正解がないところ。
運命共同体の相手とは、とにかく“話し合って”、お互いの納得のラインを見つけていくしかないですね。