首相、7都府県に緊急事態宣言 5月6日まで、私権制限可能に
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この緊急事態宣言は、国民の政治的な意識を喚起するという意味で日本国民にとって良い事だと思う。
宣言のタイミングが良かったのか遅かったのか、私的活動の制限に対する公的保障は十分か否かとか、これまでにはなかったくらい多くの人が考えたり議論したりしている。
これまでの日本に政治=社会運営は政権と官僚が選管事項的に決定し、国民にはメディアを通じて決定事項として伝えらるだけで進んで行く形であった。
IR法案、TPPの是非、水道民営化といった国家のあり方を左右するよな課題ですら、国民的イシューとはならない状態で粛々と導入されて来た。
政権選択も政策判断もメディアが作り出す“空気”によって国民は知り、判断するという「空気の政治」であった。
今回の非常事態宣言という初の政策/経験である事によって、国民が政治の主体者であるという社会の基本原則に覚醒するきっかけになると考える。
よく言われることだが、欧米の民主主義も自由も血と戦いによって贖われて手に入れたものであるからこそ、普遍的価値としての強さを持つ。
今回の非常事態宣言というきっかけによって国民の政治意識が高まり、民主主義と自由の価値への意識が根を張る事を期待したい。
注目のコメント
戦後最も長い1ヶ月が始まります。
経済的にはかつてない規模のダメージを覚悟しなければなりません。
しかし大事なのは1ヶ月で事態を鎮静化させるという個々人の覚悟と努力です。
共同通信配信のタイトルとは裏腹に、日本は諸外国の様に強力な私権制限を行うことのできる法律を殆ど有していません。
だからこそ、ことコロナウイルスの感染拡大を阻止するためには一人一人の行動が最も大事です。
ここまでコロナもインフルエンザと同様で過度に怖がる必要がない、経済の縮小の方が問題でむしろ消費活動をすべき、自粛をせずに集団免疫を獲得する方向で考えるべきとの論もありましたが、こと此処に到れば一時的にでも持論を捨て、この1ヶ月の感染拡大阻止にそれぞれが全力を尽くしましょう。
私の知っている多くの国は、こういう事態になれば軍隊が出動し、国家の意思を全ての国民に強制し、従わないものは自由を、時には生命を奪うレベルでの処罰がなされます。
しかし日本は自由と民主主義の国家です。
暴力装置による強制でなく、個人意思でこの事態に立ち向かわなければいけませんし、それを誇りに思い、明日から行動しましょう。なぜ共同は頑なに「私権制限」と書くのか。
制限などほぼゼロに近いし、先ほど護憲派の立件民主党枝野代表ですら、私権制限は医療施設を作るための土地の収用などを除いて平時とほとんど差異がないと言っている。
ものものしいタイトルで一般国民に危機感を必要以上に印象付けないほうが良いと思う。
https://newspicks.com/news/4794072?ref=user_143212