ジョンソン英首相、集中治療室に 新型コロナの症状悪化
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これは心配ですね。
ジョンソン首相はコロナ感染が発覚した際も、遠隔で職務を継続することを表明し、ツイッターでコロナにみんなで立ち向かうことを呼びかけていました。
そのツイートのコメント欄は荒れており、心ない人からの辛辣な内容も多くなっていましたが、無事回復して世界に勇気を与えてほしいです。
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まずはご無事を祈りますが…
集中治療室ということは、このラーブさんが文字通り代役に立つ必要があります。
新型コロナですっかり忘れ去られていますが、UK(英)は現在、Brexitでの次のあり方を決める真っ只中です。12月までに次の枠組みが合意できなければ、合意なき離脱発動でUKは対外的に経済の壁が復活してしまいます。その延期は6月末までに決める必要がありますが、延期はしないとUKは法律に明記し、それを保守党が公約にもしていたことから、単純に延期は非常に難しくなっています。
そして、彼の代わりはいません。今の保守党の過半数は、離脱を煽った張本人である彼が、EUとの暫定合意案でいくことを飲ませるために、それこそ郵政解散時の小泉自民党ような賛同の踏み絵を踏ませて漸く成立したものです。その前のメイさんの頃は3年かけて何も決められなかったと言われていましたが、決められなかったのは議会側つまり与党も野党もバラバラな中での宙吊り(ハングパーラメント)であったから、という所が理由です。実際に、野党・労働党はコービン辞任に追い込まれたあと、まだ確か纏まれてはいなかったはずです。
そして、今のUKの状況を思えば、首班指名が出来る状況にはありません。保守党は党首を決めるなら2ヶ月必要なことは昨年確認していますし、労働党だって内部はこの問題ではまとまれていません。何よりこの状況で、そもそも議会を開ける状況には無いと考えるのが自然でしょう。
とすれば、この代役のまま、EUとの交渉が必要になりますが、EU各国だって決して今回の新型コロナ(COVID-19)で無事ではありません。
この3年半、合意なき離脱を避けるために進められていた努力が水泡に帰す可能性が高まっています。
そして、その際はます貧困層を中心とした食料危機がまっ先に来ます。輸入に頼るUKで、いま合意なき離脱による国境関税審査が発動したら税関で止まるのに。そして、この回避策は単純なFTAでは難しく、かなり困難な条件を組み込む方法しかないのに。
文字通りの国難と言えるでしょう。
かえって来られることを願うばかりです。彼にこの事態の収集をしてもらうためにも。新型コロナの感染症では、8割の人は発熱や風邪症状だけで済みますが、2割の人は発症してから1週間ほど経ってから重症化し、気管挿管・人工呼吸管理を要します。ニュースの内容から判断すると、ジョンソン首相は後者だったのでしょう。
例えば、交通事故にあった場合、救急車が到着した最初の段階で軽症なのか重症なのかおおまかに判断できます。
一方で新型コロナは初期の段階では、軽症のまま終わる人なのか、重症化する人なのか、わかりにくいのが難しいところ。これは今後、軽症者のホテル待機をすすめていく際に問題になってくると思います。
ジョンソン首相の回復を祈っています。一刻も早い回復をお祈りいたします。
重症化するかどうかは、
1.充分な体力があるか
2.免疫細胞が正しく働くか
3.肺の健康状態を保ててきたか
にかかっています。
高齢者、糖尿病、心不全、透析患者、呼吸器疾患、免疫抑制剤使用、免疫不全、抗がん剤使用の方は重症化しやすいと厚生労働省が情報発信しています。
しかし一方でこれらに当てはまらない人にも激烈な症状を起こす例が観察されています。
全員でうつらない、うつさない努力を続けていきましょう。
ウイルス感染の基礎知識をお子さんにもわかるよう動画教材を作っています。大切な人に情報を正しく伝えるツールになってくれればと祈っています。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLhZK0Os7ExEEP3wydYgVJnYw3eD3uQvv4