【経団連・中西会長】移動が止まっても、思考は止めるな
コメント
注目のコメント
キーワードは「相対化する力」だと思いました。「あちらを立てればこちらが立たず」と、いいとこ取りができないこの世の中で、どうバランスを取っていくかが肝要、ということでしょうか。
今回は、経団連会長で、日立製作所会長でもある中西宏明会長のインタビューをお届けします。
インタビュー後半は、リーダーシップに育成についてです。ここでも、得意不得意という相対化がキーワード。かねてより「終身雇用と新卒一括採用の限界」を唱えてきた中西会長。多様なキャリア、強みを生かせるキャリアを実現するにも、同じ物差しで比べないという意味で、相対化の世界でしょう。
現状、新型コロナウィルスの感染者および死者の人数は世界的に低い水準にある日本。2月からイベント自粛などの対策をしてきた、上下水道など衛生インフラが優れている、手洗いなど清潔な生活習慣、ワクチン接種、などさまざまな要因が絡み合っているかと思いますが。
他方、こうした明確な共通目的があるときに懸念されるのが、人と違う意見を言いにくくなる同調圧力の高まりです。一人一人の規律と同時に、やはり考え・意見の多様性も必要かと思います。
その点、NewsPicksのコメント欄は他のSNSと比べて多様性が担保されているかと思うと同時に、これからも皆様の多様なコメントをお待ちしております。いい話とは思うけど、とてもステレオタイプな対談という気がする。「トップダウンではなく権限移譲が大切」「結果をほめるのと、努力をほめるのでは全然違う」「同調圧力は世界中で見られる(アメリカの中学、高校なんてすごい)」のに、「昔から言われている日本の悪いところ」を「ただ裏返しにすればいい」という印象で、予定調和感が否めない。もっと中西さんの苦労や本音を引き出してほしかった。これが限界なんですかね。