東京、新たに143人感染 軽症者は7日からホテルへ
コメント
選択しているユーザー
今の数字は外出自粛要請がなされる前の数字ですので、今後も新規の感染者数が増え続ける可能性はあると思います。非常事態宣言については以下がよくまとまっています。各国の外出禁止令と比べると強制力は乏しい側面もありますが、それでも国民の危機意識を更に高めるという観点からはかなりの効果があると思います。
http://ci-lpc.com/blog/covid19dec/
「医療関係者を除く一般人に対して強制力があるものは、臨時の医療施設を開設するための土地、家屋又は物資の使用に関するもの、特定物資の売り渡しや保管に関するものに限られています。
逆に言えば、一般の人に対し影響力のある「みだりに外出しないこと、その他の新型インフルエンザ等の感染の防止に必要な協力の要請」や「学校、社会福祉施設、興行場等に対し、当該施設の使用の制限若しくは停止又は催物の開催の制限若しくは停止等の要請」といった特措法45条1項2項の措置については、罰則がなく、強制力に乏しい面があります」
また、東京、神奈川、京都では、既に病床が足りていないと言われていますので、アパホテルの件含め、軽症者ホテル収容の態勢を一刻も早く進める必要がありますね。
私の住むイスラエルは、かなり早い段階で政府がホテルを借り上げて軽症者用のコロナホテルにし、入国制限で観光客宿泊者がいないホテルを支援しつつ、軽症者を病院に行かせないことで医療崩壊の防止策の一つにしており、一定の成果をあげています。感染者の3分の1から5分の1程度はコロナホテルに滞在しており、家族とも隔離できる状況を整えています。
注目のコメント
感染の拡大に伴い、多くの病院が「新規外来患者のお断り」、「緊急手術以外の手術の停止」、「救急車の受け入れ制限」などの対応を行っていることで、必要な人が必要な医療を受けられない状況が日に日に増えてきています。特に、救急医療体制の崩壊は深刻です。
病床数確保のために、回復して入院治療が必要ない患者は退院させる、軽症者は自宅待機やホテルなどで療養させる、といった対策を今すぐに行わないと、取り返しのつかない状況になってしまいます。
忽那先生のこちらの記事に感染症指定医療機関の窮状が書かれています。
https://newspicks.com/news/4792437
『本来、入院の上で隔離が必要な方も受け入れ先が見つからないために自宅待機を余儀なくされています。こうした方々の多くは軽症者ですので医療を必要としていませんが、一部の方は呼吸状態が悪化して酸素投与などの医療行為が必要になります。この場合、受け入れ先の病院を急遽探すことになりますが、感染症指定病床はどこも満床の状態であり、入院を断られることがしばしばです。先日呼吸状態が悪化して当院にいらっしゃった患者さんは、当院に来るまでに25の医療機関に断られたとのことでした。』これを非常事態と呼ばないなら何を非常事態と言うのでしょう。
非常事態宣言には大した意味がないという識者の話も分かりますが、伝家の宝刀も使い所を間違えればただの鈍刀です。
無い物ねだりせずに今ある法律と、予算と人をフル動員し、これ以上の感染拡大を防ぐのが先決でしょう。内訳はわかりません。
しかしながら、大学病院などのCOVID-19の入院患者を受け入れているような病院では、院内感染が発生してきています。もちろん感染対策は気をつけていますが、はじめはCOVID-19とは思わなかった患者が後から感染がわかり、院内感染が起きているという事例も出ています。
また、NYの救急では急変患者はみんなCOVID-19と思って対応しなければならない状況とのことで、それと同じような状況が都内で起きると医療資源が足りません。
今までは数少ない感染患者をしっかり見極めていく体制だったと思いますが、そのうちに誰もが感染しているとして対応しなくてはいけない状況がくるかもしれません。
もちろんみんなが重症化するわけではなく、ほとんどは軽症で終わるので、自分が感染しているかもしれないとして、外出自粛を心がけて三密を避けて行動しましょう。