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1番多い言葉は“リーダー“の34回。“信頼“という言葉は23回使われています。その次に多い言葉が“安全“の19回です。
“リーダーへの信頼は安全を提供してくれるから“と読み取れます。命の関わる現場ならではのシンプルなリーダーシップ論はシンプルなだけに深いです。
政府、自治体、会社、家族。あらゆる場所が現場になっている今。それぞれの場所で安全を優先するリーダーが求められているように感じます。すでにリーダーの方は優先順位を間違えないように気をつけたいですね。
被曝量を考えると、1人あたり20分しか現場にいられない。そんな極限状況を率いた総隊長の佐藤さんは、信なくば立たずーー信頼関係こそが、チームで危機に挑む基本だと強調します。
リモートワークをしていると、メンバー同士が離れているからこそ信頼関係をどう作るかが、重要な課題になりますよね。そんな時に是非読んでいただきたい記事です。お人柄がご発言から溢れ出す…そんなインタビューでした。
この記事を読んでいると、あちらこちらに、平時のルールや不文律を乗り越えて決断・行動している箇所が垣間見れます。(あまりにもさりげなく書かれていて、つい読み飛ばしてしまいがちです。このさりげなさは、当時の関係者に対する佐藤氏の配慮だと思います。)
また、平時のルールや不文律をランダムに破っているわけではなく、明確な目標(消火とチームの安全)を設定して、一貫性を持って行動していることが伺えます。
このような卓越した現場のリーダーシップが日本の強みだと、常々感じています。その一方で、トップが有事に動かない(動きにくい仕組みになっている)ことが、私たちの社会の弱みでもあります。
今この瞬間も、私たちが知らないだけで、実は現場のあちこちで本記事のような卓越したリーダーシップが発揮されているのかもしれません。(例えば、いくつかの病院の方々が、医療現場の対応ぶりを論文の形で公表しており、中には、冷静な筆致ながらも涙なしには読めないものもあります。)
本記事のような形で、現場レベルの卓越したリーダーシップにもっと光を当たれば、勇気づけられるだけなく、私たち一人ひとりの今後の判断・行動に向けた指針にもなると思います。
リーダーが誤った判断をすれば、取り返しつかない状況になる。
今この状況で リーダーシップを考える時間を持ちたい。
ただ、今回のコロナのように現場が複数ある場合「個別最適」にならないようにしなくてはならない。その意味で「自分のやることは当然分かっていて、かつ周りのやることも分かる」ような情報共有は非常に重要だと思うし、信頼を含め、本当は普段からそうした関係を作っておかなくてはいけないということと思う。
「全責任をとる」ということと、「権限委譲」は矛盾しない。
仕事は現場に任せても、責任は自分にある。
緊急時に組織を動かすために大切なことが、消防隊には引き継がれている、と。
有事には、対応する「答え」を探してしまうものですが、「答え」を生み出す力を組織が持っているかどうかは、有事が起きる前に出来上がっている。
有事までどのように日々を過ごしてきたのか、が問われていると感じます。
「現場の状況を把握していないリーダーが指示をしてはいけないという原理原則」
「消防の常識ですが、救難の現場では、すべて現場の判断に任せるのが原則です。
離れた本部から、リモートで「ああしろ、こうしろ」と細かい指示・命令をしてはいけない。やっていいのは、「助けなさい」という命令だけです。
なぜかというと、それをやると、逆にけがをしたり、死んだりする。基本は現場に任せる。これが鉄則です」
「リーダーシップは先天的なものではなく、後天的なものだから、誰でも身に付けられます」
「組織を統制する能力とは一言で言うと、人間力。それは組織に育ててもらう後天的な力」
何よりレスキュー隊の人たちが尊敬に値するのは、人や財産、ペットやコミュニティを守るという強い使命感があること。
・隊員の選び方
・信頼関係の育み方
・リーダーとしての振る舞い
・強いリーダーシップと人を活かすリーダーシップ
加えて、組織は生き物とよく言われますが、状況と組織の成熟度に応じてリーダーシップを変えている点も、大きな学びになりました。