ZoomのCEOが一連の問題について謝罪 修正と透明性を約束
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Zoomのエリック・ユアンCEOはむこう90日の新機能追加を凍結し、セキュリティなど顧客不安を与える問題の修正に専念すると発表。
ここ数日で修正された問題は
・iOSアプリのFacebook SDKの削除
・Macアプリの脆弱性の修正
・WindowsアプリでUNCリンクをハイパーリンクにする問題の修正
・「Zoom-bombing」の対処法を説明するブログの公開
・教育機関ユーザー向けガイドやプライバシーポリシーの公開
・エンドツーエンドの暗号化をしていると誤って表記したことについて謝罪
今後の修正については、
・社外の専門家やユーザーと共同でのサービス全体のレビュー
・透明性レポートの準備
・現行のバグ発見報償機プログラムの強化
・業界全体のCISO(情報セキュリティ管理最高責任者)評議会の立ち上げ
・侵入テスト実施による問題の特定と対処
・これらの取り組みの進捗を報告するウェビナーの毎週開催
そもそもZoomが急速に広まった理由は、MicrosoftもGoogleもFacebookもAppleも、満足なビデオ会議サービスを作れなかったことが理由であるため、これらの問題を修正して、信頼を作り出してくれることに期待しています。私はセキュリティや技術そのものに詳しくありませんが、今後の姿勢や対応をしっかり見ていきたいと思います。Enterprise readyという言葉がありますが、これは大企業向けではなく、企業向けという意味で、より信頼性、透明性、サポート体制などシビアなものが求められるという事ですが、これは経営陣のバックグラウンドや経営に対する姿勢にかかってきます。
Marc Benioffの「クラウド誕生」という本に書かれていますが、2005年頃に頻繁にサーバーダウンが起きた際に、最初は批判を最小限に押さえ込むために、取材の電話も受け付けず、折り返し電話もしない対応をしていたと書かれています。「心のどこかで、もし当社が認めなければ、誰も問題の存在を認識できないはずだと考えていた」と当時の胸中を明かしています。本ではその後発生した最大級のサービス停止がマネジメント会議中に発生した後に方針を転換し、サービスの稼働状況をリアルタイムで公開するTrustというサイトを立ち上げた事が書かれています。私もこの会議に参加していたのですが、問題発生後、Agendaは変更。San Francisco郊外のホテルに缶詰になっていたので状況もよくわからなかったものの、「こんな障害がおきたらこの会社潰れるかもな」と思った事を記憶しています。この時にValue (価値基準)の一番をTrustにするという話がされたのですが、企業、経営陣、社員が何を大切にするかという価値基準がはっきりされている会社は強いと思いますし、本当の意味で王道のサービスになれると思いますし、こういうのはよくある事と軽く扱ってしまう経営者の会社はやはり衰退していくと思います。その点でzoom CEOの素早いアクションは好感を持ちましたし、今後の継続的な対応に期待します。実際Zoom boomingと呼ばれるハッキングが頻出するなどが続いていた。
Zoomの創業経営者ユアンは米国企業には極めて珍しく、中国メインランドの出身である。その事も、米国企業が神経質になる理由の1つだろう。
しかし1日のユーザー数が、コロナビフォー・アフターで20倍、TwitterのDAUに匹敵する2億というのは強烈だ。無論帯域リソースはTwitterの比ではない巨大さ。
それでここまで頑張っている、しかも一対一なら無制限で無料。
私も何年も使っているが、この激増のビフォー・アフターで通話品質が全く変わらない。