米新規失業保険申請件数:665万件に倍増、過去最多また更新
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悪いことは分かっていた数値だが、また化け物みたいな数値が…2週間で約1000万人。
ただ悪いことは分かっていたから、マーケットはそこまで反応しておらず、ドル円が0.3円ほど円高、10年債利回りは動かず、ダウ先物は発表前後で-350ドルほど(前日比で発表から約10分の2140時点でー150ドルほど)。日経平均先物は-150円。
とはいえ、こういう日は実際にマーケット始まってみないと分からないものではあるが…ちなみに明日は雇用統計(昨日のADPはそこまで悪くなかったが、まだあまりロックアウト後の状況が反映されていない模様)。
リーマンショックはピークからボトムで約2300万人の雇用が失われた。失業保険申請は雇用が増加しているときでもあるものではあり、この数がそのまま失業者に転じるわけではない(普段が20万人前後、月間80万人の新規失業保険だが、雇用は月間で+20万人とかになる)。
それでも過去にないけた外れの数値というのが、下記で時系列を長くしていただけると分かるかと思う。
https://jp.investing.com/economic-calendar/initial-jobless-claims-294
下記記事が興味深く、州単位で先週の数値を見ても、例えばルイジアナ州では過去にハリケーン・カタリナで局所的に直撃を受けたときと同程度だった。
それくらいのが全土で起こっている。
https://newspicks.com/news/4761651この1年間で米国の就業者数は約190万人増えています。2週間で1000万人喪失しました。数年かけて積み上げてきた米国雇用の増勢は「そもそも長すぎるし、こんなにも働ける人が残っているのか」とすら言われてきました。その労働需要ひっ迫感を2週間で根こそぎ持って行ってお釣りがくる震度です。
非常にラフなイメージですが2月時点で就業者数が1.59億人(①)、失業者数が579万人(②)、労働力人口(③=①+②)が計1.65億人で失業率が3.5%程度(②÷③)。1000万人分が①から②に振り替わったとして失業者が1500万人超?。失業率は10%目前・・・という感じでしょうか。※かなり粗い数字&イメージ作りなのでご参考まで。
通常、景気に段差は生じないものですが、これほどの断層は恐らく戦争以外では目にしたことが無い例だと思います。