成田、羽田両空港で20人感染確認
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これは、厚労省および外務省が示している以下のような方針によって見つかったものと思います。
「検疫強化対象地域として追加された日にかかわらず、入国した日の過去14日以内に『入管法に基づく入国制限対象地域』に滞在歴のある方については、全員にPCR 検査と、保健所等による定期的な健康確認を実施させていただくこととしています。」
無症状者がこれだけ高率に含まれることは、少なくとも対象地域からの帰国者については、かなり高確率に感染者を拾い上げたことを示唆していると思います。症状による検疫であった場合、拾い上げは2名にとどまり、18名は見逃されていました。
また、PCR検査陰性の場合にも、健康観察が続けられることになっていますので、PCR検査の感度の限界によるロスをこの二重の検疫システムで拾い上げていくことになるでしょう。
なお、昨日公表された専門家チームの数理モデルは、これらの輸入例の予測値も算出されていましたが、検疫がこのように強化されればされるほど、昨日示された予測感染者数よりも状況は緩和されていくことになると思います。
なお、英語ですが空港検疫の数理モデルについては、London Hygieneのこちらが参考になります。
https://cmmid.github.io/visualisations/traveller-screeningではその20人がそれぞれ乗ってきた航空便の乗客達はもちろん、入国後に隔離させてますよね。
もしこれで何も対策せずに自宅へ帰していれば、大問題です。
国交省もいい加減に厚労省、外務省と手を組んで、国際線利用客の厳重管理と、隔離先、それまでの交通手段や隔離先での生活保障について明確なメッセージを出すべきであり、それが多くの市民の安心につながります。
出来ないのであれば、さっさと国境封鎖で国際線は当面運休させるのが責任です。
