可能性が芽吹く「春」
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日経朝刊の最後のページ、というか現在は「太陽の門」という連載の左上の「遊遊漢字学」は阿辻哲次先生の漢字を話題にするシリーズ。
私たちが日常的に使っている漢字の背景を解説していただくシリーズは中国文明の奥深さというか、漢文字の始まりの’「感性」、「知恵」を感じさせる素敵なシリーズ。とても勉強になる、というか先人の頭脳を垣間見るような気持ちにさせてくれる。
世界の文明でそれぞれの文字を作り、それが広がっていったのはいくつ程度あるのだろうか?そして現在いくつ程度が残っているのだろうか。
言語は数千以上あったらしいが、この半世紀に急速に減っている。日本でも50年ほど前には多くの方言が日常的に使われていたのが、急速に減って多くの人たちが標準語を日常的に使うようになっている。
漢字も日本ではカタカナ、ひらがなの元になっているが、中国でも結構な数の漢字が略され始めているようになった。
一昔前、中国に行けば、食事の時など、お互いに漢字を書きながら会話の話題にして楽しむこともできた。中国の漢字もいろいろ簡素化され始めると、日本人にはわからないことも時にはあるようになった。
しかしこの阿辻さんのシリーズは漢字の成り立ちなど、先人の知恵のようなものが感じられて実に面白い。
偶然に今日の朝日の朝刊に阿辻さんご自身の漢字とのいきさつの記事が出ていた<https://www.asahi.com/articles/DA3S14421405.html?iref=pc_ss_date>。これがまたおもしろいというか、阿辻さんが漢字を学ぶきっかけになった御父上とのいきさつなのだ。
日経の阿辻さんの「遊遊漢字学」をいつかピックしようとお考えていたのだが今朝の朝日の記事で今日のピックにした。