政府 “北朝鮮が弾道ミサイルとみられるもの発射”
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北朝鮮は、昨年13回のミサイル発射実験を行いながらも、年末までは米国の対応を待つとして、米国にボールを預けていた。しかし、米中貿易問題やら、トランプ大統領への弾劾問題やら、選挙モードで忙しく、トランプ大統領は北朝鮮を無視した形になった。
年末に北朝鮮は異例の朝鮮労働党中央委員会第5総会を4日間も開催し、対米政策や経済政策を議論した。恒例の年初の金正恩委員長の新年の辞が注目されたが、なんと実施されなかった。
北朝鮮は、米国が態度を変えないなら、「雄大な作戦」を実行すると昨年警告していた。北朝鮮は有言実行の国である。メンツのためにも、言ったことはやらねばならない。雄大な作戦が何かは特定されていないが、ICBMやSLBMではないかと言われてきた。今年に入っても、今のところ、雄大な作戦の姿は見えない。それどころか、金正恩委員長の公の場への登場すら激減しており、健康問題やらこの新型コロナウイルスによる医療崩壊の可能性など、様々な噂が出ている。そうした中、今回のようなあまり話題性のないミサイル発射実験が散発的に行われている。何故、こんな時に?と国際社会は考えるわけだが、北朝鮮としても戦略的にやっているというより、やらざるを得ないためにやっているような気がしてならない。昨年までのミサイル実験とは異なり、なんか、必死の打ち上げに見えるのだ。足元の北朝鮮経済、社会は相当に追い詰められているのだろう。なんか、それがむしろ不気味で恐ろしい。飛距離230キロ、高度30キロなので弾道ミサイルではなくKN-23超大型放射砲(ロケット砲)でしょう。
この兵器は未だ技術的改良が必要と考えられており、政治的アピールというより、技術的完成度を上げる為の試射という可能性が高いです。
又やや高度が低いですが、先週発射した新型のATCMS型短距離ミサイルの低軌道での試射の可能性もあります。
いずれにせよ政治的なメッセージがあるとは考えられず、又日本には全く届きませんので、無視して問題はありません。