【論文PICKS】自分が助かれば、ロックダウンしていいのか
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昨日の治療薬とはうってかわり、本記事では、ロックダウンやsocial distancingについて検証した論文を取り扱いました。
このような研究の多くがいわば「机上の空論」ではありますが、可能なかぎり現実に即した形で「空論」を描こうとしており、新しい病原体で未来が読みにくい中、データが限られた中、どのように今後を戦っていくか、より失敗の確率を減らしていくかの参考になります。
3本取り扱った中でも、特に環境中のウィルスを取り扱った論文は、各メディアで取り上げられた回数が多く、その分誤解も多かった内容ではないかと思います。
2日連続で恐縮ですが、他の業務の合間を縫って、編集部の平井さん、後藤さんらと力を合わせて出来上がった記事です。このような混乱の中で、目の前の患者さんを助けることと同じぐらい、多くの方の理解を助ける仕事の大切さを感じています。大変な日々を続けていらっしゃる方も多いと思いますが、今後を見通す上で、少しでも皆様のご参考になれば、幸いです。緊急事態宣言やロックダウンをするのかどうか日々議論されている中で、とてもタイムリーなまとめ記事。山田先生いつもありがとうございます。
社会的なアウトカムに対しては、様々な要因がからむので、論文の結論がそのまま日本にあてはまるとも限りませんが、検討する上で参考になる大事な情報です。
正直、ロックダウンしなくても1人ひとりが外出自粛と手洗いをしっかりすれば感染拡大は防げるはずなのですが、
残念ながら、まだ危機感の乏しい人もおられるので、そういう方々にも危機意識と行動変容をもたらすには、緊急事態宣言のインパクトが必要なのかなとも思います。今回の一連の件で山田さんには本当に頭が下がります。ただでさえ大変な時期でしょうに、一般市民の啓蒙に勤めてくださって本当に感謝です。
また、NPの報道姿勢も実直そのもので素晴らしいです。騒動を煽ってPVを稼ぐのではなく、冷静に真実を伝えようという姿勢にジャーナリズムの矜持を感じました。編集部の皆さん、このような記事を届けてくださりありがとうございます!!