2020年度予算が成立 102兆円超、過去最大
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お金は国家が創るものです。この世に最初からある物ではありません。
国家の経済規模が大きくなるにつれて政府の負債は増えていくものです。反対に民間資産が増えていきます。資産と負債はバランスするのは経済の基本です。
未曾有の危機に対して、これまでとは違う規模で政府が補正予算をしっかり組んで、世の中の経済を回してもらいたいです。
お金は天下の回りものって昔から言いますからね。
注目のコメント
東日本大震災への対応で年間の予算規模が過去最大の107兆円まで膨張した2011年度は当初予算が92兆4千億円、補正予算が15兆1千億円でした。リーマンショック直後で我が国の年間予算の水準が80兆円台から一気に100兆円台に引き上げられた2009年度は、当初予算が88兆5千億円で補正予算が14兆円でした。その後、我が国の予算は、2011年度を除けば100兆円前後を維持しています。
今回は、コロナショック前に決まったばら撒き気味の景気対策で当初予算が既に102兆6580億円。補正予算を合わせれば、未曾有の金額に上ることは必定です。赤字国債を発行して補うわけですが、何もないところからカネは生まれません。引き上げ続けられている消費税や社会保険料に如実に現れているように、税金を集めず政府が借金頼みでカネを使えば、いずれは税金や社会保険料としてじわじわ国民の懐を締め付けます。緊急対策としてやむを得ない状況ではありますが、何のために何時どういう形で使うのかしっかり見極めて、膨張した予算がそのまま形を変えて続くことないよう、出口を見据えながら進めて頂きたいと念じます。
一時限りだからという触れ込み一気に膨らませた予算規模を危機が去っても落とすことが出来ず恒常化させた2009年度のようなことが今回も起きると、その後の国民の豊かさが、次第に落ちて行くことは必定でしょうから。焦点は、出口の見えない新型コロナウィルス感染拡大に伴う経済的打撃に対応した補正予算編成に移ります。飲食店や観光関連などへの影響は甚大で、仕事を失えば、補償もない不安定な状況に追い込まれる人々をどう救済するのか。どこまで影響が広がるか見えないなか、まずは窮地にたたされる人たちに確実に届く救済策をしっかりわかるように整えることが、社会の不安定化を防ぎ、のちに再起動しやすくするためには先決ではないかと思います。補正予算も、1次、2次とフェーズごとに追加していくことが求められるかもしれません。