FRB総資産、初の5兆ドル コロナ対応でドル資金供給
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CLOもABSも流通市場での流動性は殆どないと言って良いです。投資銀行が取引価格ではなく、「indication only 」で価格提示しますが、殆どの場合、その価格での取引はありません。
また、証券化商品は組成作業をしている投資銀行が儲かる仕組みになってます。
以上の2点から、証券化商品の流通市場での価格は、日本の中古車市場の如く、新車を乗って乗った瞬間に価値が2割下がるように、大きく下がるのみならず、売買したい時に米国債のように取引出来ません。
それ故に、FRBがポートフォリオの一部に積み上げるような金融商品ではないです。
ゴールドマンサックス社のFRBへのCLOやABS購入推奨は、今後米国経済が悪化した場合、証券化商品の担保になっているレバレッジドローンなどがディフォルトした場合に備え、意図的に投資家に対して証券化商品の安心感を高めるのが目的だと思います。「保有資産が5兆ドル(約550兆円)」
米国のGDPは20兆6千億ドルですから、GDPの約24%に達したということですね (@_@)フムフム
日本銀行が持つ資産は584兆9千億円、日本のGDPが548兆4千億円ですからGDPの106.6%、金額そのものもFRBを上回ります。それなりに慎重に量的緩和を進め、好況時に出口を求めて多少なりとも残高を減らしたFRBと、何が何でも2%というインフレ目標に拘って、経済が潜在成長率を上回る成長を続けるなかで自ら異次元と呼ぶほどの緩和を長く続けた日本銀行の差が如実に現れているように感じます。
平時に無理しすぎると、いざという時の対応力が違ってきます。ある意味世界の中央銀行であるFRBが、危機を前に大胆な資金供給に踏み切る余力を残していそうな所が救いです (^.^)/~~~フレ!ゴールドマン・サックスがCLOやABSを購入するよう勧めてますね。
FRBが購入してくれるから、というのが理由だそうですが。
しかし、今後コロナの影響で学生ローン、自動車ローン、クレジットカード・ローン、商業用不動産担保ローンなどで作られた証券は、企業業績の悪化による失業率上昇やオフィスの空室率上昇等によって焦げ付くリスクが高まりそうです。
そのような金融商品をおすすめするゴールドマン・サックスですが、個人的には金融商品が元本割れしないという説明を信用できません。。。
将来的にこうした金融商品をFRBが爆買いすることによって、大きくドルの信用を傷つけることになりそうです。
ゴールドマン・サックス、CLOと資産担保証券の買いを勧める
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-25/Q7QB13T0G1LB01