【新】スタートアップが明かす、「VR研修」普及のポイント
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スペースリーで実際にVR研修を提供する中で、研修がゲーム化、そしてマイクロラーング化する流れでVRとの相性は良いと感じています。
クラウドソフトでフォーマット化したVRゲームを自社で作れるツールを提供しているわけですが、to Cと違ってto Bは効果を出すためのフォーマット化がしやすいと思います。これと、一般に現場の変化に対応して気軽に研修コンテンツを作って活用する必要性も高まっているという観点で、SaaSのビジネスモデルとの相性も良いと考えています。
よく通常の動画とVRでの違いを聞かれるのですが、
1)空間全体で目線が動く業務
2)臨場感が作業に影響ある業務
3)ただの暗記でなくエンゲージメントが高いと学びやすい業務
にはVRならではで効果が出やすいです。この3つの特徴を踏まえて適用場面を考えると効果的なVR研修が企画できます。
今後、VRでないと得られない、活用できない視線データはVR研修に更なる付加価値を提供できると考えており、まだまだ伸びるはずです。鶏と卵ですが、ここはある程度、VR研修が広がってくることでより有益な分析手法が確立され、見えてくるものでもあります。VRのような一般的にはまだ未知のコンテンツで「導入で〇〇が何%向上しました!」があるとありがたいですね。
担当が上司に導入打診しやすくなる。
製造業×VR研修でのポイントは以下
・自社でコンテンツを作成する形の方が受け入れられる
→コンテンツ作成に機密情報を盛り込む場合も多く、外注となるとリスク高い
・手軽に作り直せる
→一度で完璧なものを作るのは無理。加えて、業務フローが頻繁に変わるので自社で手軽に作り直せないと費用対効果的に厳しいVR特集の2記事目です。関係者インタビューをもとに、製造業、医療領域でVRを研修に活用するスタートアップ事例を紹介しています。
スペースリーは、大同メタル工業と共同開発を行い、製造現場向けのVR研修用ソフトを今後販売予定。ジョリーグッドはJohnson&Johnsonと共同でカテーテル手術用のVRコンテンツを作成し、研修に利用しています。
VRソフトの作成が以前より手軽につくれるようになってきています。今後視野の共有が必要になる分野を中心に、研修・教育目的でVRの利用が拡大するのではないでしょうか。
特集1記事目、toB向けVRスタートアップの解説記事と合わせてご覧ください。
https://initial.inc/articles/vr-trend-1