S&P、トヨタ自動車を格下げ方向の「クレジット・ウォッチ」に指定
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注目のコメント
昨日のMoody'sのソフトバンクGに続いて。・こっちはまだウォッチで、下げてはいないが…
下記が原文。
まぁ不況の時に自動車販売台数が下がるのは世の常ではある。あと『同社は今後1-2年、販売金融事業を除くベースで実質無借金の極めて良好な財務体質を維持できるとS&Pではみている』と、財務に懸念がないなかでの属する業界の景気感応度による変化、というニュアンス。
https://www.standardandpoors.com/ja_JP/web/guest/article/-/view/type/HTML/id/2401829米国格付け機関はリーマンショックの屋台骨を担いでいた悪者一派だったのです。
一夜にしてAAA格付けの金融商品を17段階落とした実績がある程、外見的には「良い加減」と思える格付けをした経緯があります。もちろん投資家自己責任の原則なのは分かりますが、格付け機関が「毒まんじゅう」に宮内庁御用達の烙印を押す役目を果たしたのは大問題でした。しかしながら、彼らへのお咎めは全く有りませんでした。
残念ながら、それでも米国格付け機関の格付けを「信じて」投資する機関投資家が殆どです。彼らとしても格付け機関の格付けで稟議書を通し易いというのも事実です。
さて、その格付け機関がトヨタ自動車の格付けが下げて仕舞う可能性が出てきてしまいました。30年前、世界企業時価総額ランキングでトップ50社には日本企業が30社以上ランキングされていました。それから30年の月日が経ち、昨年のランキングではトップ50位に日本企業は何と35位にトヨタ自動車が入っているのみでした。
名実ともに日本のトップ企業かつ格付けでは日本国よりも高い格付けが付与されているトヨタ自動車の格下げはとても淋しいです。