人は感情を動かされると確率を見誤る
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感情に動かされると、合理的に判断するための脳内の前頭葉がうまく働かないようです。
意外かもしれませんが、認知能力が優れている人ほど、情報を合理化して都合良く解釈し、自分の意見に合わせてデータを歪めやすいようなので、常に注意が必要です。
新型コロナウィルスでの冷静な判断にも、脳科学の知見は活かせそうです。
偏見のない社会・脳・AIにむけて〜②現状を変える
https://note.com/ray_30cm_ns/n/n88c214a205ff同じ確率、同じ肉体的苦痛でも、難病で死ぬのと、強盗に襲われて死ぬことを比べると、明らかに理不尽さの大きい後者の方が嫌です。
確率×影響度×理不尽さ(感情)でリスクを判断してる人も多いと思います。仕事に置き換えると、過去に上司が上手く行かなかった仕事は部下がやっても上手く行かないと決めつける傾向があるかと思います。この様なバイアスが掛かった判断基準で決裁されないパターンが少なくないです。
仕事の良し悪しは担当者の能力だけでなく、その時代の技術力、情勢、タイミング、細かい意思決定のセンスなど、様々なことで結果が左右されます。「過去に同じ様なことにチャレンジして上手く行かなかったから止めたほうが良い」とアドバイスするのではなく「過去に同じ様なことにチャレンジしても上手く行かなかった。要因は○○だと分析済みだから、そこの打開策が構築できたら進めても良い」とアドバイスするべきかと思います。