新設デッキ低すぎた? MM21地区、観光船くぐれず混乱
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最近大型のクレーン船が来て2日で掛けていきましたが、まさか低すぎるとは。海洋建築は知りませんし、ちゃんと設計者は海図見たと記載ありますが、常識的に考えると満潮・干潮時の平均的な海面高さや通行する船の高さは調査して、設計に反映させると思うんですけどねぇ・・・。
「女神橋の桁下高を3・5メートルとした設計の考え方に問題はなかった。」
どう考えてもエアドラフトの検討してなかったんでしょ?
河口にかける橋の設計として正しいと言い切る胆力に、むしろ感動すら覚えます。素直に間違いを認めた上で、関係各所に協力を仰ぐという事がどうして出来ないのか…。土木と建築の違いはレベル基準って教わりました。
建築が「設計GL」と表して前面道路や周囲の敷地を基準に設計されるのに対して、土木は「T.P.」表記で海抜を基準として設計されますね。
要するにこの記事のような土木橋梁はいつでもどこでも同じ高さ基準で設計されなければなりません。
このT.P.は明治6〜12年の間、東京湾を毎日測定した水位の平均から基づいていて、その基準点の逃げが「日本水準原点標庫」が東京都にあります。
原点自体はただの点で、おそらく石か何かに明示してあるだけだと思いますが、全てに通ずる原点ということで、なんとも厳かな建築に包まれております。※
平屋の小規模建築ですが基礎底は10m以深だそうです。スゴスギ
ただ地球も生き物なので、地震や地殻変動で動くのも事実。いつでもどこでも同じ高さ基準というのは建前で、常にどっちに転んだらアウトか考え、複数人で複数回確認することが大事なんだと思いました。気をつけよう
※ 日本水準原点と日本水準原点標庫
http://committees.jsce.or.jp/heritage/node/1042