【グラフ図解】中国BATの最新決算を「4つの数字」でつかむ
NewsPicks編集部
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“泥くさい”Eコマースのビジネスから始まったアリババは積極的に社会や顧客企業の問題を解決するという意識が強い。一方、SNSというスマートなビジネスから始まったテンセントは、ウィーチャットの強みで、後から始めても競合に追いつけるため後発者利益を得ようとしてきた。ただ、その強みに甘んじていた部分もある。
テンセントはウィーチャットペイでアリペイにあっという間に追いついたが、中国の規制でゲーム事業の成長が落ちて、ネット広告ではTikTokに追いかけられている。ウィーチャットの顧客接点は引き続き強いが、あまり新しいビジネスでの収益化はできていない。
アリババは、商品開発から、製造や販売といったバリューチェーン構造、クラウド、マーケティングやデータマネジメント、物流、決済といったレイヤー構造の両方がしっかりとしておりテンセントの間で明暗が分かれつつある。
新型肺炎で中国では全ての業態が厳しい状況だが、EC事業が中心のアリババは相対的には影響が少ない。また、新型肺炎は業績的にはマイナスだが、AI診断といったイノベーションの機会にしようとしている。来年あたりには、BATに平安保険グループも加わってくるのでしょうか。
好医生アプリなんて、現在進行形かつアフターコロナの世界で更にすごいことになりそうですよね。アリババやテンセントは規模やイノベーションの面でも重要な存在ですが、サービスが普及していない日本からだと実態がわかりにくいです。
そこで、取材や決算資料から、最新状況をすぐに理解できるようにまとめました。