【社長直撃】トヨタはなぜブロックチェーンに本気なのか
コメント
注目のコメント
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私はまったくの文系人間ですから、ブロックチェーンの効能をいくら説明されても、どうしてもブロックチェーンじゃなくては実現不能なことがなかなか見えなかった。
いつもそれを、見せてくれと言っています。
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文系かは関係ないと思いますが、ほとんどみんなこの状態でないかと思います。
仮想通貨の文脈で認知されたことの功罪もあると思う。
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ブロックチェーンは「データの民主化」という概念を打ち出してもらっています。この点については、なるほどなと思える。
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これは正しいし、私も大好きな考え方ではありますが、世の中の主流になる上で、これでは上記の疑問には答えていません。
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マイクロペイメントは、現在の仕組みでは、サービスプロバイダーにとって大きな負担になってきます。こうした処理コストが、とりわけ日本は高かったりする。
そうなったら、ブロックチェーン上のスマートコントラクト(支払いを自動実行する契約)によって、自動的に支払いができたら良いですよね。
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これがブロックチェーンでなせること。
これだけでは、「なんでできるの?」には答えてませんが、結果こういうことができて始めてMaaSがより大規模かつ、オープンに意味のあるものになりえると私は思ってます。
いずれにせよ、ここから数年で、生活の裏側にじわりじわりと浸透してくると思う。楽しみな取り組みです。ブロックチェーンを使えば、「取引相手が信用できるかという見極めをしなくても良くなる」ので、これまで「信用」という部分を担ってきた中古車の仲介業者や金融機関が必要なくなるということですが、推進しておられるご自身が金融機関出身者だというのも興味深いです。
カンバン方式など、自動車生産におけるモノの流れを把握して無駄をなくすという取り組みを徹底して行ってきたことを考えると、その取り組みを自動車を使わない世界にも広げた、という考え方もできそうです。
トヨタが仕掛けるからこそ、車を持たない消費者にとっても便益がある取り組みだと思います。コンセプト自体はトヨタなら考えているだろうなという内容ですが、トヨタの本気度が伝わってくる面白いインタビューでした。
タイトルと絡めるとブロックチェーンは目的ではなく手段なので、時間軸の長いこの構想の事業としての立ち上げ方と、ブロックチェーンを含む様々な技術ロードマップの理解と技術的な意思決定、グループ関係各社との調整力といういずれも難易度の高い要素を高次元で組み合わせられる経営力が最も重要に思えました。
またインタビューの内容とは関係ありませんが、トヨタの歴史を考えると金融子会社の社長をSMBC出身の方が勤めてらっしゃるというのも興味深かったです。
(すでにSMBCの方が社外取締役にも就任されていて、昔ほどの確執はもうないと思ってはいましたが。)