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インドのカフェが、プラスチックごみと交換で食事を提供。飢餓と環境問題に挑む

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    日本IBM サステナビリティ担当 シニア・マネージング・コンサルタント

    引き続きインドの話題です。ごみを受け取る際にインセンティブを与えるのは、最もシンプルで効果的な回収方法といえます。インドの1食分の値段が100円より少ないくらいであると仮定すると、プラスチックごみ1kgで食事と交換は、結構良いレートなように感じます。

    プラスチック問題への対策には、ごみが環境へ流出する前、そして最終処分場へ行き着く前に、正しく分別してプラの有効利用量を増やす仕組みを構築することが非常に重要となります(最終処分場で処分されるにしても、多くの途上国ではただ積み重ねられているだけなので、マイクロプラスチックの原因や土壌汚染に繋がっていると指摘されています)。
    多くの国では、日本のように国民が自主的に分別排出を行いませんので、ポイ捨てや投棄への罰金制度、デポジット制度、今回のような経済的インセンティブの導入などの対策が必要となります。同国が宣言している「2022年までに使い捨てプラスチックの利用を全国で禁止」も、ごみ自体を減らす施策として重要です。


    気になることが一点。ごみが環境へ流出するのを防ぐためのアイディアであるような書かれ方ですが、下記リンクの写真を見ると、家庭から出たり道端で拾ったりしたプラだけでなく、最終処分場から仕分けられたプラも対象であるようにも読み取れます。
    https://www.weforum.org/agenda/2019/07/plastics-hunger-india-food-waste/

    最終処分場からプラごみを分別することは、プラの有効利用量を増やすことができ、処分場のごみ分解促進と早期安定化に有効です。しかし、プラごみを仕分けるウェイスト・ピッカーは、おそらくこのカフェがない時から最終処分場でごみ選別をしており、通常は処分場を取り仕切るボス的な立場の人からいくばくかの金銭を貰ったり、直接リサイクル業者に販売して生活していたと推測しています。

    今回の取り組みで与えられる食事は、今までの彼らの仕事により得られる収入よりもレートが良いと、既存のルートに変化が起こったり(取り仕切るボス的な人等からすると面白くない)、これまでウェイスト・ピッキングをしていなかった人も参加し始めたりして健康被害者が増えるなど、色々とトラブルも出てきそうな気がします。本当に有効で持続可能な仕組みとなるのかどうかは、観察していきたく思います。


  • 大阪公立大学大学院 物質化学生命系専攻

    回収されたプラスチックごみは、リサイクル工場に送られて粒状(グラニュール)に成形され、道路の舗装材として使われる


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