原油価格20ドルまで急落 金融危機の引き金になるか!
K2 Investment 投資アドバイザー 大崎真嗣の海外投資ブログ
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米シェールオイルは、サウジアラビアやロシアなどの油田に比べて生産コストが高く、新規の設備では1バレル50ドル以上、既存の設備でも1バレル30ドル台前半が、損益分岐点と言われておりますので、現状の価格推移では採算割れが続いてしまい、企業も破産に追い込まれてしまいます。
そして、これらのシェールオイル企業は、社債や銀行融資でファイナンスをしておりますが、社債はハイイールド債などの低格付けなものが多く、この先の業績悪化でデフォルトに陥る企業が増えてくると思います。
シェールオイル企業がまさにその対象となっている企業であり、業績悪化によってデフォルトを起こせば、その債券からお金を取り戻すのは難しくなります。
そのため、デフォルトする企業が増えてくるようになると、売りが売りを呼び、リーマン・ショック級の金融危機に発展する可能性があるわけです。