この連載について
経済ニュースを「数字」でつかむNewsPicks編集部オリジナル連載。NewsPicksが注目する企業の決算・会計から、マーケットの話題、投資まで。様々なテーマを「キーナンバー」で読み解くことで、ビジネスパーソンに必須の「数字感覚」を養おう。
この記事の著者 / 編集者
関連する企業
書籍・雑誌の出版事業を中心に、ニコニコ動画などのWebサービスや、映像・ゲーム事業を展開。2015年にKADOKAWAとドワンゴが経営統合したことで誕生。ゲーム情報ポータルなどシナジーを生む新事業を模索。
時価総額
3,757 億円
業績
シェア
新規登録またはログインすると
チャートを見ることができます
新規登録する
ログインはこちら
この連載の記事一覧
【10月の重要ニュース50】米大統領選1カ月、酒税法、重要決算
321Picks
【来月の予定】9月に起こる「30のニュース」をまとめてチェック
461Picks
【最新】外食大手12社の「明暗決算」を総ざらい
864Picks
【決算ウォッチ】JR・私鉄大手「全社赤字」の衝撃
539Picks
【3分解説】「巣ごもり特需」でも赤字。メルカリ決算のポイント
507Picks
【決算ウォッチ】ANA・JAL「過去最悪の業績」を3分で解説
688Picks
【3分グラフ】GAFAM決算の明暗を分けた「広告」
1098Picks
【カレンダー】フード配達競争、GDP激減。8月のニュース30選
294Picks
【グラフで読む】マイクロソフトの最新決算を3分でチェック
716Picks
【最新】リクルート、パーソル、パソナ決算にみる「雇用悪化」
944Picks
ビリビリでいうところの「Eコマース」とは、ほとんどは、FGOなどのモバイルゲームの課金のことです。
https://36kr.jp/61929/
実のところ、動画に関しては最初にビジネスモデル(弾幕コメント型動画視聴サービス)をつくったニコニコ動画の業績が低迷し、ビリビリ動画が大躍進したのは、ビリビリにはFGOがあり、ニコニコには無かった、というのが主な理由です。
もっとも、ビリビリはモバイルゲーム以外の事業も伸びており、実況を含む動画配信も伸びています。日本のアニメの版権を購入して中国で配信する、というのは、ビリビリの事業ではむしろ割合としては小さくなっています。ビリビリ独自のコンテンツ、アニメに限らず、ドキュメンタリーや、様々な実況配信が、順調に収益を伸ばしています。
東南アジアでも中国系の配信サービスの再生数は伸びており、存在感を強めてきています。
そして、どのサービスもプラットフォームになるだけでなく、オリジナルコンテンツや他国メディアとのコラボなどで差別化を図っていくフェーズに入ってきて、どんどん"コンテンツ力"が問われる時代になっていることを強く感じています。
存在感を増すもの同士のかけ合わせで、注目せざるをえない。
「山下氏は、アイチーイー、テンセント・ビデオ、ヨーク、ビリビリはユーザー数に大きな変化はないものの、今年2月の1人当たりの視聴時間は、昨年12月の約2倍に拡大していると指摘。自宅で撮影できる教育動画や料理動画が増えた」
山下智博著『上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒!』を読むと、中国の動画事情の盛り上がりと、山下智博さんという人気者がどう生まれたのかがわかります。
中国ドラマは、最近、質がぐっと向上している印象があり、私も中国語の勉強もかねていくつかみているものがあります。中国語の場合は、華人系(といっても全員が話せるわけではないですが)の人たちに入りやすいことに加えて、今後、一層、内容がレベルアップすれば中国語話者ではない人たちにも支持をえる可能性が十分にあると思われます。実際、韓国ドラマは言葉が異なっていても、幅広い支持を得ることに成功しています。
人の心は移ろいやすい。固定客を確保するのはむずかしい。はたしてどこが黒字化し、成長をつづけるのでしょう。後からやってきたものが勝つ、こともあります。最新のデジタル技術を使えるから。
MAUだけで日本の人口。圧倒的なスケールですね(笑)
これだけの規模があれば、安定的な利用者の数を拡大するために足元マーケティング予算を思いっきり投下するのは当然でしょう。
サブスクリプションモデルであるため将来的な収益の見込みも立てやすい。
一方、プレイヤーの乱立によるユーザーの奪い合いが益々加熱するとすれば、更なる良質なコンテンツへの投資やユーザー囲い込みの投資を続けざるを得なくなるリスクもある。
そうなると見込んでいた将来の回収期に新興プレイヤーにユーザーを奪われ投資回収できず、火の車になってしまう事も考えられます。
今のうちから【なくてはならないメディア】になりきれるかどうかが重要ではないでしょうか。
アイチーイー、テンセント・ビデオ、ヨーク、ビリビリはユーザー数に大きな変化はないものの、今年2月の1人当たりの視聴時間は、昨年12月の約2倍に拡大していると指摘。自宅で撮影できる教育動画や料理動画が増えたという。
にしても各社の規模が圧倒的に大きい。