なぜクラウドではダメなのか? いま「エッジAI」が注目されるワケ
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深く考えずにIoTシステムを構築すると、人はとりあえず必要なデータをまな板(クラウド)に全部集めてから料理(処理)したいと考えがちです。なぜならば、必要なデータを全部集めておけば業務プロセスの時間軸を考慮しなくてよくなるので。
実際、工場でのラインのスピードや得られるセンサー情報の精度によって、クラウド側での処理がボトルネックになる場合が多いので、エッジ側で加工すべきデータとクラウド側で加工蓄積すべきデータを整理するのですが、エッジ側での処理が多くなれば、当然、一定期間のデータをエッジ側でも保持する必要も出てきてデータの流れが複雑になりがちです。
クラウド側の処理性能の向上や安価で高速な通信網が発達すれば、考慮の範囲も狭まると思います。
昔は処理効率が悪いということでアンチパターンだったプログラムの構文が、ハードの性能があがり処理速度が向上した今では保守性が良いからデザインパターンになっている、なんてことも多いですから。