英貨ポンド、35年ぶり安値 対ドル、新型コロナで
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ポンド以外にも、このリスクオフ局面でレバレッジ通貨のユーロや円、安全通貨のスイスフランに対しても上げている。そして、豪ドルや一部の新興国通貨の強烈な下げ方は、ドル建て債務の連鎖破綻引き起こしかねない。有事のドル買い完全復活 #米ドル #為替
昨夜ポンド円は124円台、ポンドドルは1.14台まで下落しました。
昨年、ブレグジットで揺れ動いていた際でもポンドはそのレベルまで行きませんでした。過去20年間を見ると、リーマンショック後にポンド円は 116円台、ポンドドルは1.14台を付けましたが、昨夜のポンドドルは1985年以来の最安値レベルまで到達してしまいました。
ポンドの通貨としての凋落は凄まじいものです。遥か昔にはポンド円は1000円の時代もありました。まだ記憶に新しい?今から40年前の1980年には520円台を推移してました。
そして今回の新型コロナウイルス肺炎がポンドの通貨としての力を削いでしまうリスクを孕んでいます。
1月末のブレグジット後、まだ経済的に不透明感満載状態の英国にとって、新型コロナウイルス肺炎は外国為替市場参加者の不安促進剤となってしまってます。世界不況の足音がより大きく聴こえてくればくるほど、ポンドの脆弱性は増すばかりだと予想してます。ポンドは普段からボラティリティは大きいのですが、対ドルでの売りがここまでとは。ドルは大幅利下げをした後とは思えないくらい急上昇しています。