NY原油急落、18年ぶり安値 20ドル台、下落率24%
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原油の価格は意外と意識されない方も多いのですが、すべての製造業はもちろんのこと、物流衛生関連やインフラなど、我々の生活の基本的な部分に深く関わる資源なので、当然ながら金融市場にも大きな影響を与えます。
資源相場は単体で見るのではなく、どのような最終財につながるのか、という視点で見ると影響がわかりやすいです。また価格は揺り戻す可能性が高いとは思うものの、万一、これが続けば深刻。ロシアなどの産油国もさることながら、原油関連プロジェクトが心配です。
世界では年間30兆円規模のプロジェクト・ファイナンスが組成されていますが、その大きな割合 (2 〜3割) がエネルギー関連です。日米欧の大手行は、各グループ数兆円単位の残高があると思われます。
これらの中で原油価格への感応度が高いものの割合は不明ですが、1バレル25ドルで利益が出るものはそう多くないのでは… 世界の大手金融機関の利益や資本への影響が気になるところです。安いから買おうってそう簡単に行動できないのがコモディティ。
もちろんそんな中、戦略的備蓄を増やそうといいだしたトランプ大統領。
まさに、ビジネスマンだから言える発言だろうなと感心するばかり。
でもほんとに価格が底打ちするには、まずは移動制限が解除されていかないと難しいでしょうね。