AI領域の「ディレクション」不足 ビジネス化に必要な人材とは
コメント
注目のコメント
AIを導入すれば、なんとかなる。
そう考えて、とりあえずAIベンチャーに問い合わせる企業がけっこうある。
企業の担当者は、なんだかよくわからないけど、今あるデータをAIで分析してくれと言う。
かなりの確率でデータに不備があり、有効な分析ができない。最大の問題は、AI導入目的が明確でないこと。
課題設定がしっかりできるディレクターの重要性は高いです。データサイエンティストが不要の時代になっても。IPAの「デジタル・トランスフォーメーション推進人材の機能と役割のあり方に関する調査」では、DX人材の呼称と役割を以下のように定義しました。
https://www.ipa.go.jp/ikc/reports/20190412.html
ここで言う「AIディレクター」は(2)ビジネスデザイナーですね。
(3)アーキテクトも同時に担えると現在最強のAI人材です。
(1)プロデューサー
DXやデジタルビジネスの実現を主導する
リーダー格の人材(CDO含む)
(2)ビジネスデザイナー
DXやデジタルビジネスの企画・立案・
推進等を担う人材
(3)アーキテクト
DXやデジタルビジネスに関するシステム
を設計できる人材
(4)データサイエンティスト/AIエンジニア
DXに関するデジタル技術(AI・IoT等)や
データ解析に精通した人材
(5)UXデザイナー
DXやデジタルビジネスに関するシステム
のユーザー向けデザインを担当する人材
(6)エンジニア/プログラマ
上記以外にデジタルシステムの実装や
インフラ構築等を担う人材「「AI人材」より足りない」ことはないと思いますが、足りていないことは確かですよね。
去年にかけて、日本でもディープラーニングのコスパが悪いことが知られてきたり、POCにもうそこまでお金を出さなくなってきた中で、AIの実装のディレクションが出来るかのように立ち居振る舞う怪しい人が結構な数で出てきたように見受けられます。
ソフトウェアの常として、ワードプレスの如く実装を簡略化したAIの実装サービスが沢山出てきています。
(Githubにはそもそもソースコードがゴロゴロある)
若干食傷気味です。
次の段階はどのような段階でしょうか。
次世代のハードで成り立つコンピューティングがなければ、次は無いかなとも思ってはいます。